【9月4月】
前回訪れてから約3週間が経過した。 泥に覆われていた町は
一見落ち着いたかのように見えたが、目を凝らし民家を覗くとまるで建設中の家のようであった。
つまり家財道具は水害で使用不能となりゴミとなってしまったのである。
泥にまみれた日常品や家具の山、流され横たわったままの橋、水に流され田んぼに埋もれた車、
そのままであった。
避難所も閉鎖され、避難所となっていた学校では体育の授業が行われていた。
ボランティアセンターも閉鎖されていた。
爪痕の傷は深いが、日常生活に戻ろうと人々は懸命であった。
この日は仮設住宅を目にした。9月6日から入居が始まるということである。
歯科においての救援物資は、現在のところ特に不足している物資はないとのことであった。
少し堅い内容のブログになりましたが以上のような状況でした。
佐用町は川沿いに民家の多い地域で、度々水害が起こっている地域です。
高齢化率が高く、県内の市町村で3番目の高齢化率です。
車がないと不便な土地柄ですが、今回の水害で家と車、両方に被害を受けている
人々が多く存在します。
また、被害についてのマスメディアによる報道が少ないため、
ボランティアや義援金の集りもあまりよくないようです。
その結果、街の復興に時間がかかるのではと懸念しております。
私たちに何ができるか、今再び考えてみる必要があるのではないかと思います。
今後、続けて佐用町の経過は追っていきたいと考えています。
また機会があれば、皆様にご報告させて頂きます。