私は社会に出てから、大きな挫折をしました。
体調が悪く、仕事にも行けず、とても辛い日々でした。
しかし、今考えるとその日々は私にとって必要で大切な時間だったと思えます。
なぜなら、「一人で頑張らなくていい」、「助けてくれる多くの仲間がいる」ということを実感することができたから。
当時、本当にたくさんの人々に助けていただきました。
島のお寺に数週間程お世話になり、毎朝おつとめをしていたこともあります。
沖縄の海にも何度も癒してもらいました。
そうして少しずつ元気を取り戻し、私は今の『日常』に戻ることができたのです。
その背景には多くの『ご縁』があり、出会った人や物へはいくら感謝しても足りません。
その気持ちを、私はこれから出会う人々に返していきたいと思うのです。
人もそうですが、当時私は沖縄で『やちむん』という焼物に出会い、この焼物を通して多くの『癒し』と『ご縁』をいただきました。
一つひとつ、作家さんが思いを込めて作ってくださった『やちむん』、それらを大切に扱う販売店の方々。
いろんな方のいろんな思いが込められて、今私の手元にあります。
そういった人々の思いに触れ、またまた私は癒されていき、今も「一人じゃない」と思って頑張ることができるのです。