2012年12月17日月曜日

師走


師走の語源は不確かだそうですが、師匠の僧侶がお教を挙げるために東西に馳せると言うことが語源として有力だそうです。現在の日本では、お経を聞くのはお葬式の時が多いでしょうか。お経は、元来仏の道を説いたもので唄うようにして伝え説いたことを思うと、走るように飛ぶように、馳せ参じた師匠の僧侶は美声の持ち主であったかもと思いを巡らすと、悠久の山々が見えてくるような気がします。ここ数日前にコンサートに行ってきました。開幕滑り込みでしたが、一瞬のうちに雑多な思いを忘れわくわくする感動に身を置くことができました。歌は、一瞬にして観客を黙させ、集中させ、楽しくさせる魔法のような魅力があります。難しい教典もリズムに乗せると、体にしみるように入るものなのでしょう。


ある著名な方が、歌うように語り、話すように歌うと言っていたのを覚えています。最近国政選挙がありましたが、候補者の皆さんは声をからし強い口調で話されている立候補者が多い中、見事に歌うように語っていた候補者がいました。当選しましたね。

また、ある番組で「声」と「話し方」で好印象を与えるには、どうすればよいかというのを実験していましたが、「ありがとう」は、声を高めに出すのがよいそうです。

1年の締めくくりを、元気にありがとうと言いたいですね。


  
ネパール 「スワンヤブナート  佛教寺院」