私は年に一度ぐらいですが、子供たちとお菓子を作ります。ここ数年はホワイトデーあたりにおはぎか団子を作ります。一応バレンタインデーに娘と家内がくれるチョコレートのお返しなのですが、娘も一緒に作ります。おじさんがこのようなお菓子を作るのは珍しいかもしれませんが、これは私にとっては、母親が作ってくれた思い出のお菓子です。小学生くらいの頃は、母親が料理やおやつを作っているのを横で見ていました。ずいぶん食いしん坊な子供でした。
ここでは、おはぎの場合について自分なりのコツを2つ書いてみます。
それは
①餡を練る際の火を止めるタイミングについて
②ご飯を炊くときの水加減ついて
です。
①に関して、餡は小豆をゆでて作ります。砂糖の量はたしか「小豆の量と同じくらいで」と母親に習いましたが、多少多めに入れていると思います。餡づくりのハイライトは、砂糖を入れて餡を練っていくところです。サラサラしていたものが次第に固くなっていくのですが、さめるとより固くなることを考慮して練っていく必要があります。ココがコツですが、ご飯を包むときの固さより、やや柔らかめで火を止めます。
②に関して、中に入れるご飯はうるち米ともち米を混ぜます。割合は半々にしています。水加減は、普段炊くような量ですと炊きあがりはいいのですが、1日たつとだいぶ固くなります。ココがコツですが、多めの水加減で水に浸す時間を増やして軟らかめに炊いていきます。
炊けると少しつぶして餡で包んでいきます。ここからは子供たちの出番です。砂場で泥んこあそびをしていたことを思い出してやっているのかもしれません。作業が終わったら、おはぎの写真を撮って、食べます。
派手なイベントではないのですが、大きくなったときに思い出してくれたらと、密かに楽しみにしています。