といっても、豆の挽き方、焙煎の仕方等にこだわりがあるわけでもなく、
また産地にこだわりがあるわけでもなく、
思いつくまま気になったコーヒーを飲んでいるという、
ぬるいコーヒー好きです。
かつての私にとっては、コーヒーといえば明治のコーヒー牛乳であり、
コーヒーに牛乳を入れないでブラックで飲むのは、
疲れたサラリーマンのすることだと思っていたほど、
コーヒーに頓着がなかった私に変化が訪れたのは、
サンフランシスコに住んでいた友達を大学生の冬休みに尋ねた時のことです。
「お茶でもしよう」と連れていかれた場所は、
いまや日本のカフェ文化の王道であり、誰もが知るスタ-バックスコーヒー。
その香ばしく甘い香りが充満したイタリアンテイストの店内、
アメリカのフランクな感じも手伝って、
注文したトールラテを一口飲んだ瞬間、
身体いっぱいに広がる風味の虜になりました。
当時、日本にはまだスタバがなく、神戸に帰ってから、
サンフランシスコでそれはそれは美味しいコーヒーを飲んだことを家族や友達に自慢したものです。
それからというもの、
後に日本上陸を果たしたスタバの商品はほぼ全種類を制覇、
タンブラー購入はもちろんのこと、
「低脂肪乳で」とか「バニラシロップ入りで」というカスタマイズを楽しんだり、
タリーズやドトールコーヒーにも積極的に入るようになりました。
ついには、ネスプレッソのエスプレッソマシンを自宅に買って自宅カフェ。
「ヴォーノー」などと呟きながら、気分はイタリアのバルでした。気分だけですが。
その後ちょうどエスプレッソコーヒーに飽きた頃、
自宅近くの隠れ家的イタリア料理店に行った時に出てきたコーヒーにはまったんです。
ドリップなのに、夜飲んだら明後日ぐらいまで眠れなくなるのではないか
というような濃厚な味わいと深い香り。
店主に豆のメーカーを訊ねネットで調べてみたところ、
1948年からイタリアのナポリで製造している
「パッサラックア社のメハリコーヒー」 (HPはイタリア民謡が流れていて雰囲気満載)とのこと。
早速、教えてもらったお店で購入。
やっぱり深い味わい!私の朝のお供となりました。
しかも、そのパッケージもお気に入り、可愛らしいマスコットガールが舌を出しているんです。
でもよく見たら・・・日本でもこんな人形みたことありますよね(笑)
ちなみに、不二家のアイドル「ペコちゃん」誕生は1950年…
うーん、微妙だなあと思いながら、今日も濃厚な味わいを楽しんでいます。