2013年9月30日月曜日

Indian Summer

  10月に入って30℃を超える真夏日が続いています。秋の涼しさに慣れてしまった身体には、暑さがこたえませんか。

秋になってから、夏の暑さが戻ってくることを、英語ではIndian Summerといいます。どうしてIndian Summerと言われるようになったのかについては諸説あるようすが、どれもIndianは、インド人を指すのではなく、ネイティブ・アメリカンを指しているようです。ネイティブ・アメリカンが冬の準備をするのにいい日としていたから、とか、秋の暖かい日に収穫をしていたからという説や、晩秋の天気がいい日にネイティブ・アメリカンが入植者に思いがけない襲撃をしたからという説もあります。

 日本語にすると、「小春日和」と訳されますが、ここ23日の暑さはIndian Summerと呼ぶ方がぴったりなように思います。

 Indian Summerという言葉を聞くと、私はJDサリンジャーの短編Down at the Dinghy”を思い出します。Indian Summerの午後の、若い母親と幼い息子のやりとりが描かれており、大人の社会の醜さを垣間見てしまった子どもの心が、若い母親の愛情によって癒され、読者のほろ苦い気持ちは、幼い子どものinnocenceによって癒されるという作品です。興味を持たれた方は是非一度読んでみてください。
短編集Nine Storiesの中の1篇です。この短編が連想されるため、「今日はIndian Summerだ!」という天気の日は、心温まる気持ちになるのですが、それでもここ
最近のIndian Summerは暑すぎますね。

2013年9月9日月曜日

「仲良きことは…」

写真に写っているのは我が家のペットたちです。
2匹とも野良生活を送った後で、縁あってウチにやって来ました。


こんな風に異種間で仲良くなるのは珍しいことではないでしょう。
皆さんのお宅でもそうではないですか?
飼い主としては心温まる気持ちになりますね。


分け隔てなく可愛がっていると、性格も穏やかになり、いがみ合うこともなくなります。
…と親バカな自慢でスミマセン。


…でも、そうですよね?

2013年9月2日月曜日

赤川仮橋

 またまたブログの当番が回ってきた。

 何を話題につぶやこうか?

 そうだ!

 今年の秋から渡れなくなる赤川仮橋にしよう!

 そう決めた矢先の8月12日の朝日新聞の夕刊に、「赤川仮橋 名残の夏」と題して記事が載っていた。朝日新聞の記事と合わせながら、赤川仮橋をネタに今回は綴りたいと思う。


 赤川仮橋は、淀川にかかる橋で、何が珍しいかと言えば、一つの橋で列車と人が通る点である。新聞記事によると正式名称は「淀川橋梁」と言うそうで、1929(昭和4)年の完成。複線仕様で作ったが、線路は1本しか作られず、単線での営業となり、空いた片側の線路部分に板を張った歩道として整備されたそうである。

 私は、橋に近いところ住んでいるわけでもない。数年に1回、気候のよい時期に、淀川を渡った先にある大型ホームセンターに行くために、自転車で利用するのみである。今年の春、もうすぐ通れなくなると聞いて久しぶりに通ったら、歩道には鉄板が敷かれていた。以前は板張りで、自転車で通るとがたごとと音を立て、振動があり、さらに板の隙間から見える川面がちょっぴり怖くスリル満点であったので、ちょっぴり残念な気持ちになった。私は、橋上で貨物列車とすれ違ったことはないが、橋のたもとで貨物列車が通過するのはたびたび目にしている。JRの新線がこの橋を使うため、歩道部分に線路を敷き、複線にする工事が始まるので、10月31日24時で閉鎖される。機会があれば、閉鎖されるまでに行っておきたい場所である。
                                   看護学科教員