2011年5月16日月曜日

【頼れる診療所】

-中央アルプス木曽駒ケ岳の麓の村にある診療所を紹介します-



①診察開始時間 午前7時



学校や仕事を休むほどの症状ではない場合,
とても助かります.
診察が終わった後,遅刻せずに登校・出勤OK!

②24時間体制

  基本の診療時間はありますが,何時でも電話連絡をすれば診察を受けられます.
  深夜に子供の状態が急変して電話すると,確認されるのは診療所への到着時間だけ.
いつでも先生が準備をして待っています.

③入院施設完備
平屋建ての病棟に座敷部分があります.
子どもが胃腸炎などを起こして点滴を
受けるときにはそこへ入院します.
赤ちゃんが入院したら,お母さんが横で
添い寝できるので安心です.
  働いているお母さんには,子どもが退院する時,
「仕事が終わった後に迎えに来たらいいよ」と,
個人に合わせた時間で対応してくれます.
一般病棟では,寝たきりの方などに寝台車による送迎サービスがあります.

④待合室の楽しみ
  待合室にある本や雑誌,コミックの品ぞろえが豊富で新鮮,
本を読むだけでも行く価値があるほどです!
 病院がちょっと嫌いな子どもでも,絵本や漫画を楽しみに行くことができます.
  ちなみに本の選択は先生の役割らしい...

⑤充実したスタッフ
  看護師さんはもちろん事務方もベテランぞろい,対応は的確で迅速.
  目を見張るほどです.
  訪問看護・リハビリテーションもあります.

⑥先生は,いつも走っています。
  こんな素晴らしい診療所を経営しているお医者さん.
  どんな人かというと,いつも半そで白衣で走っています.
  訪問診療,集団予防接種,健診などで見かける時,いつも駆け足.
  いつ受診しても,そのいでたちのため,24時間白衣を着ているのかも…との噂(笑)

子育て中は特に心強い味方.
介護をしていても,安心して最後まで自宅で過ごせます.

2011年5月9日月曜日

知ることは楽しい

遅ればせながら、紙面をお借りして、東日本大震災で被災された皆様には、心よりお見舞い申しあげますとともに、一日も早い復興を心よりお祈り申しあげます。

さる4月6,7日に当大学では新入生の学外オリエンテーションがありました。
その活動の中で、各学科の学生と教員が混ざってのグループワークが行われました。
私が入ったグループは、司会をして下さった幼児教育学科の学生さんが活発に行動して下さり、その時の自己紹介で、まず、自分の趣味や長く続けていることを話されたのをきっかけに、他の学生も、我々教員も。私は今まで趣味として話したことのない、長く続けていることを1つ思いだし自己紹介に付け足しました。

それは、「サロン・ド・K」という知り合いの大学教授夫妻が趣味で開いている会に20年以上参加し、またお手伝いもしてきたことです。
この会は、「サロン」という言葉の本来の意味のもので、ただ食べたり、飲んだりしておしゃべりをしているものではありません。
医学系だけでなく、いろいろな分野の専門家に90分ほどお話ししてもらい、その後、演者と食事をしながらなんでも気さくに質問するという、講演会をもっと身近にしたようなものです。
素人が、何でも聞けるところがいいです。
縁者は大学の先生や企業のスペシャリストが多くなるのですが、音楽家、俳優、宮大工さんや卸売市場のメロンの専門家のような職人気質の方も・・・・。

この会は年に10回あるので、私は200以上のスペシャリストのお話を聞いたことになります。
このごろ思うことがありこの話を書きました。
それは、学生さんたちはインターネットで調べ、ネットでお話しするという方法が多くなっていると思われることです。
それもいいのですが、ネットだと自分の興味ある分野にかたよりがちです。
直にお話を聞くとその方の情熱が伝わってきます。
皆さん、本当に「自分の仕事が大好きで、自信を持っておられる」ことが。
また、好きなことを仕事にできて幸せに見えますが、自分に向いているのかどうかわからないままに、自分の仕事を深く深く深く理解するうちに大好きになっていった方があることも。
こういう分野を問わずお話をきいていると、自分には全く興味がないと思っていたことに引っ張り込まれたりしてまたおもしろいものです。
音楽音痴な私がオペラ専用劇場の建築の話を聞いたのをきっかけに、オペラを聴きに行くようになったのですから。
学生の皆さんにもいろいろな機会を利用して、分野に関係なくたくさんの方のお話に、直に触れていただきたいなと思っています。

医療検査学科 北野 悦子

2011年5月2日月曜日

逃げ場所

新年度が始まって約2カ月。
生活の環境が変化してもしなくても、新年度の慌ただしい生活の中での疲れがドッと出てきてしまう時期です。
そんなときに自由になれる時間が欲しい!!! と痛切に思うのですが、
なかなか日常と離れる時間を持つことは難しいです(――゛)

ここ10年くらい趣味で、ダイビングをしています。
ダイビング仲間の中には、医師や警察、看護師・・・といった24時間緊急での呼び出しのある職業や会社の重役さん達もたくさんいます。
その方達に、「なぜダイビングを趣味にしているのですか??」と質問をすると、多くの方から「海の中にいたら、呼び出しの電話もつながらないからね(笑)。強制的に日常から離れないとリフレッシュができない」との回答がありました。

確かに、携帯やメールで365日、24時間(こちらの都合はお構いなしで・・・)連絡が取れる時代になり、便利にはなったが、その反面、仕事と私生活の区切りが難しくなっているとも思います。

私もダイビングにはまったのは、海の生物を見たい!! という理由というよりは、海の中で浮かんでいて、日常とはかけはなれた空間、感覚が大好きだからです。

最近は、なかなかそのような時間を作ることも難しいですが、自分のためにもリフレッシュできる場所の大切さを、真っ青な海を見ながら改めて感じます。