2011年10月31日月曜日

コーラそれともペプシ?

子どもの頃は「炭酸は身体に悪い」と、
両親から繰り出される言葉を鵜呑みにしていたせいか、
炭酸入り清涼飲料水(以下:炭酸飲料)はあまり飲みませんでしたが、
大人になって(随分とたちますが)ビールが美味しい!と感じる
ようになってからは、自然と炭酸飲料に手が伸びるようになりました。


メタボリック症候群を恐れはじめ、ゼロカロリーの炭酸飲料ばかり。
ビールテイスト飲料の「オールフリー」、「ヌーダ」
「大人のキリンレモン」「三ツ矢サイダーゼロ」など、

ゼロカロリーの炭酸飲料は、今でこそ市民権を得て様々な種類が販売されていますが、炭酸飲料で最も老舗で王道な飲み物といえばコーラでしょう。



 コーラとは「コーラの木の種子に含まれる成分を主原料とした炭酸清涼飲料」
とのことで、世界の二大コーラ会社といえばコカコーラ社の商品である
コカコーラかペプシ社の商品であるペプシコーラといえます。
ネットでは「コーラ戦争」なんていう物騒な単語を見つけましたが、
皆さんはどちらが好きですか?

私は、ペプシ派です。

喉がカラカラに乾いている時に飲む炭酸飲料の味覚の信頼性など、はなはだ頼りないものである
ことは分かっていますが、ペプシの方が甘ったるくないように感じます。さらに口に含んだ時に、
こちらをいたわる素振りをして、油断させるやいなや急激に迫り来るくる刺激と喉越し、炭酸の
泡の一粒一粒が「これがペプシネックスのキレなんだ!」と喉に刻み込むように主張しているか
のような味わいです!


 ただ、栄養表示基準における栄養成分表示では、飲料のカロリーの場合100mlあたり
5kcal未満のものは「ゼロ・ノン・レス・無」などの表示ができることになっていると
いうことで、皆さんもうすうす気づいているとは思いますが、ゼロカロリーといえども
若干のカロリーは入っている訳で飲み過ぎると太ってしまうんですよね。


気をつけたいものです。
 

2011年10月24日月曜日

7か月

このところ次々と天災が続いて、なんだか言葉が出てきません。
震災や巨大台風の災害等々、被災された方の気持ちを思います。
東日本大震災からは今日で7か月と9日です。
16年前の震災が脳裏に重なります。

あの震災で教え子や友達が死んでしまいました。

今でも斎場の二階に棺桶がぎっしりと80㎝もあけずずらーっと並んでいたことを
思い出します。圧死した友人に10日後にやっと会えたら全く違う顔になっていました。
その斎場で仲間とささやかなお葬式をしたことが昨日のように思えます。
私は生まれて初めての個展をキャンセルしようと悩んでいました。

そんな折、恩師に諭されました。「あなたが今するべきことは何か」。

長田の町は瓦礫の山と、瓦礫を撤去されあちこちに花が供えられた空地ばかりでした。
私たちは大学で順番に日直をしながら今の3号館1階にこしらえた避難所に暮らしている
方の使う水などを、自衛隊の給水車から運んだりしていました。
授業も後倒しで夏休みまで続いていました。

そんな時に個展???
個展というものは、そもそも私にとって人前で裸になる行為に等しく、
避けたい思いの上に重く課せられたものでした。
そんな時に震災が起き、消耗した私の体と心は、「不謹慎」を前面に掲げて
逃げようとしていました。

震災から7か月と11日後、私は初めての個展にこぎつけることができました。
恩師は、戦争や、当時死に至るといわれた病や、三度に渡る神戸の
大水害など沢山の試練を乗り越えて生きてこられた事から、
達観をお持ちだったのだと思います。


「今、自分は何をすべきか」
あれからずいぶん時間が経ちました。今日もまた考えています。

2011年10月17日月曜日

私の“ぎょぴちゃん”を紹介します~

先日東京で “アートアクアリウム展” に行ってきました。
ただし,アクアリウムといって

も金魚です。
正直なところ,自分が何を見に行くことになるのかわかっていなかったのですが,
友人曰く,「巨大金魚鉢があるんだって~」と,
是非にとのお勧めだったので様子を見に行くことに・・・


今回の展覧会が普通のアクアリウムと違うのは,
プロデューサーによる金魚をより効果的に見せるための
ライトアップや音楽,水槽配置などいろいろ凝った演出があることでした。
私の幼いころと違っていろいろな展示の仕方があるものだと,本当にいい刺激を受けました。
(後日,アートアクアリウムのDVDまでついつい注文してしまったほど・・・・)


今回のブログでは,アート
の部分での紹介ではなく,
私の心をつかんだ金魚ちゃんがいたのでご紹介しますね。
(勝手に)“ぎょぴちゃん”と名づけてみました!
いろんな金魚の水槽がある中で,「天頂眼」という名前通りの金魚がいたのですが,
なんともいえずかわいい~~~
(雌雄は謎ですが)メスだと信じたいくらいおすまししている(と私には見える)
表情がかわいいのです~

是非ご覧ください~


1枚目が私のぎょぴちゃん
(このブログの中だけでも「私の」とつけることをお許しください~)
2枚目はぎょぴちゃんとそのお友だち
























いかがですか??


実は私にアートアクアリウムを紹介してくれた友人は,みなさんの心もぐい~~っと引っ張られましたか?それとも・・・・・・
私のぎょぴちゃんを見て「背中がゾクッ」としたそうで・・・(いい意味ではなく・・・)
人の受け取る印象は多種多様。。。。好きなものの押し付けはできません。


金魚の進化過程が解明されたのは数年前のことらしく,
ミトコンドリアDNA解析の結果,
元を辿ると金魚は中国のフナの一種にあたる
ギベリオの突然変異によって赤く変色したものらしいのです。

今私たちがイメージするフナと私のぎょぴちゃんを単純に比べるのはおかしな話ですけど,
それにしてもぎょぴちゃんは随分と見慣れないところに目がついている種類なので,
私のお友だちには,可愛さが伝わらなかったようでした。(残念!)

みなさんにはつたわるといいな~と願いながら紹介させていただきました。

後日知ったのですが,この展覧会は神戸にも以前きていたようです~
ご覧になられた方もいらっしゃいますよね・・・きっと。

2011年10月10日月曜日

パリに本店があるというカフェ

先日パリに本店があるというカフェに行きました。待ち時間1時間?!

スイーツ好きの私は、ショーケースの色とりどり美しいマカロンやきれいなケーキを前に

並ぶのを断念する勇気が出ず、そのままずるずると列の一員になりました。

順番がまわってきて、カフェに一歩足を踏み入れると、そこは、パリ!でした。

(パリの本店には行ったことありませんが・・・)

落ち着く色合いの壁紙や家具がヨーロッパのプライベートサロンのような雰囲気を

醸し出しています。

メニューを見て、びっくり。どんな大きさのケーキなのかしらというくらい、

ご立派なお値段でした。

濃厚なチョコレートのケーキとバラの花びらの乗ったケーキをいただきました。

カフェでいただくカフェオーレは自分ではできないバランスなので、ここのカフェオーレはどんなのだろうと併せて注文しました。

カフェオーレ登場。

?空っぽのカップ?

「お客様のお好みでお召し上がりください」

と温かいポットがふたつ。ホットコーヒーとホットミルクのポット・・・。

そういうことなのですね・・・

優雅な空間で贅沢なケーキと自分好み(?)のカフェオーレ。

バラの花びらケーキは今思い出してもうっとり。幸せなひとときでした。


                             幼児教育学科

2011年10月3日月曜日

ボルト選手の失格に際して

 今夏、韓国・テグで世界陸上2011が行われました。みなさんはご覧になりましたか? 世界陸上の正式名称は世界陸上競技選手権大会。かつては4年に1度行われ、現在は2年に1度開催される陸上競技の世界一を決める大会です。

 私は小学生の頃から大学院の途中までずっと陸上を続けていました。今でも陸上に対する関心は強く、日本選手権を見に行ったりもしています。自分がスプリンターだったこともあり、やはり最も注目する種目は男女の100メートルです

 ウサイン・ボルト選手のことは、皆さんご存知だと思います。男子100メートルの世界記録保持者です。今回の世界陸上でも「世界最速の男」として紹介されていました。一般的に、男子100メートルに対する関心は他の種目とはけた違いに大きいと思います。それは日本に限ったことではありません。ボルトが優勝するかどうか、どんな記録を叩き出すか、世界中が注目していました。

 そんな男子100メートル決勝。ご覧になった方はご承知の通り、ボルトはフライングで失格になってしまい、決勝レースを走ることができませんでした。フライングに関するルールが今大会から厳しくなり、フライング1回で即失格となったためです。かつては同じ選手が2度フライングを犯した場合その選手は失格でした。その後、1つのレースで1度目にフライングしたのが誰であれ2度目にフライングした選手が失格となるルールになりました。それがさらに改定されて今回のようなルールになったのです。

 私はテレビでその様子を見ていたのですが、ボルト失格の瞬間、会場中の溜息を聞いた気がしました。ボルト自身、走ることさえできなかったことでどれほど悔しく、また悲しい思いをしたでしょうか。

 ボルトが失格になった後、残りの選手で男子100メートルの決勝が行われました。そこでの結果ももちろん出ました。でも私はやはり「もしボルトが走っていたら?」と思わずにはいられません。2年に1回しかない世界大会です。世界最速を決める貴重な機会がこのようなことになってしまい、本当に残念でした。

 この残念な結末の原因をルールの厳格化に求める声もあります。従前のルールなら、恐らくボルトが失格になることはなかったはず。私にもそういう想いは少しあります。私も現役選手として走っていた頃に何度かフライングをしてしまったこともあるので、短距離走におけるスタートの重要性とその難しさは身をもって理解しています。

 フライングに関するルール改定の背景に、オリンピックや世界陸上の「商業化」があるのは事実でしょう。フライングが繰り返され、レースがなかなか始まらず、予定されていた生中継のテレビ放送時間内にレースが行われない、というような事態を避けるためです。

 しかし、「2度目が失格なら、1度目は一か八か」などと考える選手がいるのもまた事実です。もっと悪い場合は、わざとフライングして他の選手の集中力を削ごうというようなこともあるでしょう。そう考えると、「フライングを犯せばその場で失格」というのは、最も合理的で、全ての選手に公平なルールだと私は思うのです。

 同じようなことは、日常生活の様々なことに言えます。ある決まりが原因で不利益を被ると、「あんな規則が悪い」ということを思いがちですが、しかしそのルールの正当性や合理性は、それがどのような状況で誕生し、その影響はどの範囲に及ぶのか、慎重に考えた上で判断する必要があります。換言すれば、短絡的なものの見方をするのではなく、常に広い視野で見ることが大事ということです。これは「悪法も法なり」ということではありません。それが悪法かどうか、一面的に判断すべきではないということです。

 ところで、陸上競技を実際にやっていないと、試合で選手が真剣に走っている姿を目にする機会はあまりないかもしれません。もし関心を持ったなら、一度生で見てみて、その速さを体感してください。わずか10秒の闘いがいかにすごいか、肌で感じてみてください。素晴らしい経験になると思いますよ。

                       幼児教育学科 出口英樹