2013年2月25日月曜日

子供たちと作るお菓子

私は年に一度ぐらいですが、子供たちとお菓子を作ります。ここ数年はホワイトデーあたりにおはぎか団子を作ります。一応バレンタインデーに娘と家内がくれるチョコレートのお返しなのですが、娘も一緒に作ります。おじさんがこのようなお菓子を作るのは珍しいかもしれませんが、これは私にとっては、母親が作ってくれた思い出のお菓子です。小学生くらいの頃は、母親が料理やおやつを作っているのを横で見ていました。ずいぶん食いしん坊な子供でした。

ここでは、おはぎの場合について自分なりのコツを2つ書いてみます。
それは
①餡を練る際の火を止めるタイミングについて
②ご飯を炊くときの水加減ついて
です。

①に関して、餡は小豆をゆでて作ります。砂糖の量はたしか「小豆の量と同じくらいで」と母親に習いましたが、多少多めに入れていると思います。餡づくりのハイライトは、砂糖を入れて餡を練っていくところです。サラサラしていたものが次第に固くなっていくのですが、さめるとより固くなることを考慮して練っていく必要があります。ココがコツですが、ご飯を包むときの固さより、やや柔らかめで火を止めます。

②に関して、中に入れるご飯はうるち米ともち米を混ぜます。割合は半々にしています。水加減は、普段炊くような量ですと炊きあがりはいいのですが、1日たつとだいぶ固くなります。ココがコツですが、多めの水加減で水に浸す時間を増やして軟らかめに炊いていきます。

炊けると少しつぶして餡で包んでいきます。ここからは子供たちの出番です。砂場で泥んこあそびをしていたことを思い出してやっているのかもしれません。作業が終わったら、おはぎの写真を撮って、食べます。
派手なイベントではないのですが、大きくなったときに思い出してくれたらと、密かに楽しみにしています。

2013年2月18日月曜日

認知症専門臨床検査技師

 臨床検査技師の資格を得るには必ず臨床検査技師国家試験に合格しなければならない。また、国家資格を得た後にも、年々進歩する幅広い臨床検査の業務に対応すべく、臨床検査関連の学会認定による各種認定技師制度が発足されている。本学には、幸いにも細胞検査士の認定資格が取得できるシステムができており、これは日本臨床細胞学会による認定資格である。その他にも、超音波検査士、緊急臨床検査士、認定輸血検査技師、認定臨床微生物検査技師、一級および二級臨床検査士など、臨床検査技師を対象とする各種制度が設けられている。

 最近、日本認知症予防学会より認知症専門臨床検査技師制度が発足された。この制度は、認知症の早期発見を行うために必要な臨床検査を行う実務者を養成することが目的である。現在、認知症の診断に必要な頸動脈超音波、脳波、血液および髄液検査などを行う臨床検査技師が存在していないため、それに対処するためつくられた。認知症患者は現在300万人存在すると言われ、また患者数は年々増加し、社会的にも問題になっている。

 これまで、認知症や神経変性疾患などの疾患は、臨床検査技師にとって疎遠なものであったが、これからは立ち向かわなければならないだろう。認知症専門臨床検査技師のことは、臨床検査技師有資格者あるいは養成学校関係者の間で、どのくらいの方が存じているかは計り知れないが、今後の医療分野において重要な専門資格ではなかろうか。

2013年2月11日月曜日

叱られることについて考える

近年すべての大学では、文部科学省の指示により「キャリア教育」が行われている。

「キャリア教育」の定義は、各大学で異なる。しかし、一般的に、広義には「卒業後、役に立つもの」として捉えている大学が多い。

人生においては、自らが、「積極的に」、また、「主体的に」、考えて動くことが大切である。

「積極的に」行動するということは、「失敗して叱られる」というリスクが伴うのである。

そのため、「失敗して叱られない」ために、「積極的に動かない」ということを考える人も、世の中には多く存在する。

学生時代の特権の1つに、「叱られても良い」ということが挙げられる。無論、法律に触れるようなことは絶対にしてはならない。しかし、学生は、まだ教育課程内の範囲にあり、失敗を恐れるよりも積極的に失敗することが重要だ。


「何もしないで叱られない」 << 「考えて積極的に行動して叱られる」


積極的に動いて叱られた場合でも、当然、落ち込むことになる。

そのようなことが続けば、普通は、「叱られるくらいならば、行動するのをやめよう」と考える。

これは一見すると、論理的で、すばらしい考えに思える。しかし、これが続くと、最終的には全く動かない人間となってしまう。

つまりこの考えは、短期的な方針としては正しいが、長期的な方針としては正しくないことがわかる。

それでは、どう考えれば良いのか。

私の場合は、積極的に行動して叱られた場合は、「叱られることは、積極的に動いた結果であり、1つの勲章」と考えている。

思い返せば、多くの人から、多くの勲章を頂いてきた。これからも、きっと勲章をいただけると思う。


学生の皆さんには、是非とも積極的に行動して欲しい。

2013年2月4日月曜日

手前味噌

 2月になると、準備を急がなくてはと思い、心が騒がしくなります。それは、「味噌づくり」の準備です。一年中で一番寒いこの時期に、忙しい合間を縫って、大豆をゆで柔らかくなるとつぶし、麹と塩を混ぜ、みそ玉を作ります。このみそ玉をエイヤァ~と勢いよく容器にぶつけながら仕込んでいきます。(このぶつける瞬間は、とても快感です!やってみてください。)そのあと、空気にふれないように密封し、上から重石をして、待つこと10か月。うまくできているかどうか気になるときには途中“天地かえし”をしますが、決して中をのぞきません。


 実は、昨年初めて作りました。11月ごろには、香りのいい美味しい味噌が出来上がりました。まさに“手前味噌”。自慢しながら親しい人におすそ分け!皆さん(?)の要望にお応えして、今年は倍増計画を立てていますが、うまくいくかどうか、お楽しみに!

 さらに、“手作りうどん”にもチャレンジしています。これも、作る過程のなかで、思いっきり足で踏みつけるところがあるのですが、鼻歌を歌いながら、足腰を鍛えるつもりで思いっきり踏みつけます。(体重で充分・・・と!)さらに、うどんはゆで方が難しい!

何事もプロに任せた方が簡単とおおもいでしょうが、毎回違う出来上がりに感動しながら我が家の味を自慢する、まさに“手前味噌”でした。

みそ玉(↓)