2014年1月27日月曜日

ルーツ探し

皆さんは自分のルーツをご存知ですか。テレビで祖父母のルーツを探している番組があり私もして欲しいなー(有名人の方のルーツ探しなので無理無理!)と思っていた矢先、親戚が集まりその話になりました。平安時代から綿々と続いていることが分かり、皆でへーと言う事になりました。

 さて、石山合戦は、浄土真宗本願寺勢力と織田信長との戦いで、本願寺法主の顕如が石山本願寺に篭って戦ったことから石山合戦と言われています。先祖は、その石山合戦の時に兵を連れて遠方から山を越え出かけほとんど死者なく帰村したそうです。どの様な働きをしたのかわかりませんが、他の村にその様な記録が残っていました。

 当初は山の頂上に建物があったそうですが、時代と共に下に降り今は山の中腹に建物があります。長い石段も馬で上っていたようです。

 そのような歴史があるとも知らず私たちは、小さいころ扉をブランコ代わりに乗ってギーコラギーコラ揺らしたり、走り回ったり、いろんな大事な物を遊び道具にしていました。又、長い石段の1箇所、門の屋根がある石段にしゃがみ込みウスバカゲロウの幼虫のアリジゴク(蟻地獄)を、巣からほじくり出して遊んでいました。皆さんは「アリジゴク」ご存知ですか。アリジゴクは、軒下等の風雨を避けられるさらさらした砂地にすり鉢のようなくぼみを作り、その底に住み、迷い落ちてきた蟻やダンゴ虫等の地上を歩く小動物に大あごを使って砂を浴びせかけ、すり鉢の中心部に滑り落として捕らえます。

 その様にして遊んだ石段も車社会となり今は、上がり降りをするのが大変なこともあって誰も通らず草ぼうぼうでしかも石段も形を成していない様相で風化しています。

 時は流れ、思い出と共に消えていこうとしていますが、記録に残しておくことが今を生きている者の努めかなと思っている今日この頃です。

 その様なことから、今、黒田官兵衛にはまっています。姫路城も修復されたら黒田官兵衛の事を思いながら見学したいと思っています。


2014年1月20日月曜日

偉大なフロイト


 今年度は心の基本をおさえようと、フロイト理解のためのセミナーに通っています。フロイトは精神分析という分野を切り開いた人で、心を理論的に理解しようとした人です。教材は主に岩波書店のフロイト全集です。毎回テーマになる章を読み、時にはレジュメを作成し発表をします。昔にもチャレンジした本でしたが、その時はほとんど理解できず、一つの事例を読んで“さじを投げた本”です。その時の悔しい気持ちもあり、今回は集団の力を借りてなんとか読みすすめています。内容はやはり難解ですが、新たにわかることや、浅く捉えていたところが深まる等、頭の引き出しが増えていく感じです。

 先日のテーマは『本能論』。「生の欲動」と「死の欲動」等、人間の心の奥底にある元の部分と言われるところの話。先日の患者さんと結び付けて考えたり、争うことや戦争がなくならないのはなぜかということに考えが及んだりして、楽しいです。ありがたいのは、助言をしてくれるエキスパートの先生がいることと、臆せず何でも聞ける・言える雰囲気の集団であること。改めて、“学ぶ”ということと“学ぶ気持になる環境”についても考える機会に恵まれました。

 さあ次は『構造論』、課題となるページ数も膨大。。。わからなさや難しさに耐える力も必要です。学習って、フロイトの言うマゾヒズムとサディズムからも説明がつきそう。難しいけれど、興味は尽きません。