2012年3月26日月曜日

工場見学

神戸は御菓子やパンのみならず、医療機器、バイク、PC、新幹線、船など優れたもの作りの街でもあります。
世界に誇る神戸ブランドの工場を見学したい。
以下は私のおすすめ工場(テーマパーク)見学リストです。加古川、姫路を含めます。

1.三菱重工 神戸造船所・・進水式見学会・ファクトリーツアー 。
2.シスメックス加古川工場・・検査機器の生産ラインがみられます。
3.新日鐵広畑工場・・赤く熱い鉄の塊が薄い板に伸ばされていく工程に感動。
4.カワサキワールド・・川崎重工業のテーマパーク。新幹線、バイクなどいろいろ。
5.神戸製鋼所 灘浜サイエンススクエア・・科学技術のおもしろさを学べます。
6.パナソニック ITプロダクツ事業部・・レッツノートの工場。
7.グリコピア神戸 西神中央工場・・有名なグリコの工場。
8.ドンク六甲アイランド工場・・パン工場です。
9.神戸ヤクルト工場・・ヤクルトの試飲が出来る。
10.櫻正宗酒造記念館・・日本酒の記念館。
11.モロゾフ西神工場・・御菓子の製造。
12.カネテツデリカフーズ 六甲アイランド・・かまぼこ、ちくわなどの練り製品の製造。

 これら以外にも神戸名物いろいろあります。
スグレものを探しながらの工場見学は、神戸ライフの楽しみの一つと思います。
さあ次はどこへ見に行こうか(写真は新日鐵広畑工場にて出来たてホヤホヤの鋼板)。

2012年3月19日月曜日

東日本大震災1回忌におもうこと

世界(岩波書店)4月号に岡田知弘氏の論文がある。

この『惨事便乗型の復興から「人間の復興へ」』と題した寄稿に、

関東大震災後の後藤新平による帝都復興構想に対する

経済学者・福田徳三の痛烈な批判の言葉が引用されている。




「私は復興事業の第一は、人間の復興でなければならぬと主張する。

人間の復興とは、大災によって破壊せられた生存の機会の復興を意味する。

今日の人間は、生存する為に、生活し、営業し労働しなければならぬ。

即ち生存機会の復興は、生活、営業および労働機会の復興を意味する。

道路や建物は、この営生の機会を維持し擁護する道具立てに過ぎない。

それらを復興しても、本体たり実質たる営生の機会が復興せられなければ

何にもならないのである」





 東日本大震災から1年がたった。復興は遅々として進まない。

福田徳三のいう「人間の復興」か、政府や宮城県知事が強く推し進める「創造的復興」か。


 この1年、メディアにはTPPや規制緩和の文字が躍った。

一方で、1400人を超える震災関連死の認定が報道されている。

地震や津波を避けることはできないが、その後に起こる被災者の

生存を脅かす要因を取り除くことは可能である。

阪神・淡路大震災では、千載一遇のチャンスとばかりに便乗型復興に

よってコミュニティが分断され多くの孤独死を招いた。

道は広がり、公園ができ、町はきれいになったのに人間も、

活気も戻らない寒々とした街がある。

いま、東北は同じ運命にある。医療は「生きる力を与える知識と技術」であり

「死を防ぐ知識と技術」であると定義できるだろう。

その職業に関わるわれわれは、今回も同じ轍を踏むわけにはいかない。


 3月11日、今日は東北とともに悲しもう。

そして「人間」の復興支援を永くながく続けていくことを誓うことにしよう。

2012年3月12日月曜日

細胞は眠っています

私たちヒトの体は約60兆個の細胞で成り立っています。

ヒトから取り出した細胞をディッシュ(プラスチックのお皿)の中で生き続けられるようにしたものを細胞株と呼び、たくさんの種類の細胞株が世界中の研究室で培養され、いのちを救うための研究が行われています。



さて、私のゼミの卒業研究ではHL60とK 562という名前の白血病の細胞株を使っていて、普段はマイナス80℃の冷凍庫の中で眠って(保存して)います。
ゼミの学生達が実験を始めるときには、この細胞を起こして(解凍して)培養液の中で殖やしてから使います。
でも、これがちょっと手間のかかる仕事で、週に2回ほど、無菌操作で雑菌やカビのコンタミ(汚染)を防ぎつつ、分裂して密度の高くなった細胞を新しいディッシュに分けて培養液を継ぎ足し、「細胞さま」が元気に殖えるように面倒を見続ける必要があります。(これを「継代」といいます。)













「先生、なかなか殖えません… (-.-)」
「アーッ! カビのコンタミが… (>_<)」
という試練を越えつつ細胞さまの継代を繰り返し、
何とか卒業研究の実験を終え、
さあ後はプレゼンの準備だけという段階になったとき…

学生達の 「先生、細胞どうしたらいいですか?」 という問いに
「処分!」 と即座に答えたら…

「え~っ!」
「ウソッ!」
こんなに苦労して継代してきた細胞さまなのに、
そんな簡単に処分しちゃうの~? という学生達の非難の声

大丈夫。
冷凍庫にはまだ仲間の細胞が眠っています。
そして春になれば、後輩たちがまた細胞を起こして、
皆さんの研究を「継代」してくれますよ。

2012年3月5日月曜日

ハードディスクの空き容量

2年ほど前になりますが、我が家にハードディスク内蔵のレコーダーがやってきました。
地デジの番組なら60時間ほど保存できるものです。
ビデオテープに録画していた頃に比べると夢のようです。
いくらでも録画できる感覚でした。
でもそうなるとあれもこれもと録画して観る番組が増えました。
空き容量がどんどんなくなっていきます。
ブルーレイディスクにコピーできるので残したいものはそこに移せばいいのですが、これも枚数が増えるので何でもとはいきません。
いらないものを消せばいいのですが、大人が複数いるとなかなかそれも進みません。
空き容量が8時間あたりをうろうろしていて、録画したもののいらないところをカットするのですが、1、2分しか空きを増やすことができないときもあります。
そろそろ発想の転換が必要のようです。