2013年12月30日月曜日

家庭の文化、受け継いでいますか?

 昨年12月、「和食」が日本人の伝統的な食文化としてユネスコ無形文化遺産に登録され、
同時に「おもてなし」の言葉も流行語となったりで、近年なおざりにして忘れられがちな日本の伝統文化を後の世代に継承することに念を押されたようで、とても喜ばしいことと思う。

新年早々姪に「おばあちゃんから家庭の文化を受け継いでいる?」と尋ねられ、はたと
返答に困ってしまった。私が母から家庭の文化を伝授してもらう機会は当然いくらでもあったはずなのに、現在90歳を超えた母と暮らしていて、ことに最近ではなににつけてもこれは母の教えを受けたことだと意識することはなく、そればかりか近ごろの若者はこの問題にあまり関心を示さないものと思っていたのに、文化の継承という大切なことを問われる形になってしまった。姪のこの一言はかなりのショックであったが、忘れていた大切なことを見直すきっかけとなった。

 わが家庭の伝承文化を再認識するには、育ってきた環境を顧みるのが早道だ。

私は、まさに自然の恵みである食材を分け合い、これを伝承の技法で共に調理し、さらに
賞味する時間を共にすることで親族や地域との絆を深め合うという環境の中で育ってきた。

食事は年中行事と密接に関わっていて、季節の行事もそれに伴ってありついた御馳走の味と一緒になって記憶の中に残っている。

 特にお正月の「おせち料理」、「正月飾り」、春の「雛祭」、初夏の「端午の節句」、その他にも季節ごとのお祭りもあり、これらの四季の行事と共にそれぞれに伴う食文化も大切に伝えられてきた。

 しかし私達の世代が経験してきたように時代の推移と共に生活様式全般がことに戦後急に変化して飽食の時代になり、外食産業が軒並み盛況を謳歌し核家族化という現象も原因して家庭の食も家族の絆というには風情があまりにも希薄化して、私達の世代が懐かしむ「ちゃぶ台」を囲んで家族が談笑する風景はいまや皆無と言ってよいだろう。

 「おせち料理」ひとつをとってみても、各々の家庭で作るよりも見た目も手際よく豪華な商品が出回っていて、もはや料理自慢の主婦も出番がない。新年に楽しむあの七草粥もいったいどれくらい家庭にのこっているだろうか

 私自身の体験から家庭の文化について考えてみたいが、まずは新年ということで我が家のお正月の行事やおせち料理を振り返ってみたい。

 私の記憶にあるお正月は、門松を立て正月飾りとおせち料理を作って迎えた新年の行事が想い出される。祖母や母におせちの意味や由来を聞かされながら大笹の葉に豆腐を載せて七輪で焼き、お煮しめを一色づつ炊いて重箱に盛り合わせたり、石臼に杵でついた餅を丸めるのが楽しかったことなどが思い出される。

 当時、豆腐は大豆を豆腐屋へ持って行って豆腐と交換するという具合だったことも懐かしい。正月飾りも、神棚の飾りは祖父がしめ縄を藁で編んで作り、柳の木に紅白の餅花を咲かせ、鏡餅には干し柿と蜜柑を載せ、間に譲り葉を敷いていた。その意味を当時は考える由もなかったが、鏡は本来神の宿る所で、神そのものとも考えられていて鏡餅は年神のご神体なのだそうだ。また譲り葉は親子草とも言い、新しい葉が成長した後で古い葉が落ちるので、親から子へ、また子から孫へと子孫が長く続くことを願って飾られ、串柿についても柿は長寿の木で、幸せをかき集め、厄をかき取って嘉来とするという因縁があるらしい。

 永田 久氏の著書[年中行事を科学する]によれば、元旦とは唐の暦法を採用し、年の初めの日を元旦といい、元旦には年神を迎える。「年」は「稔」であり、稲穂が実って熟すことを祈りつつ念ずる意から、稲が実って一順する期間を「年」としたという。新年を祝福する「おめでとうございます」という言葉は人間を相手に言うのではなく、新たな年に迎えられた年神を讃える言葉として交わされるものだといわれている。

今回、体験をふりかえってみることによって、親から子へ家庭の味や行事、文化を伝え、家族や地域の人たちとの絆を深められていたことをあらためて感じさせられ、その大切さを若い姪から気づかされた。少子化・高齢化の傾向が進んでいる中で、日本の伝統文化を伝えて行かなければならない私達の役割の大きさを知らされ、またこのお正月にはあらためて「新年明けましておめでとうございます」と言い交すその意味を知り、なんだか新鮮な気分に浸っている私である。
 

2013年12月16日月曜日

大自然とイグアナ

普段、爬虫類など全く興味がありませんが、先日、偶然にも「イグアナ」に遭遇しました。


よく見ると、棒につかまっているじゃないですか。
な・・・なんと可愛らしい。
そぉ~っと近づいて写真を撮りましたが、すぐにスルスルと逃げられました。


しかし!

カメラ目線get!意外と凛々しいのね。

後日、イグアナについて調べてみましたが、私が撮ったこの子はまだ子どもで、成長するに従い巨大化することがわかりました。
巨大化しないとしても、このような生き物は自然の中で見つけるから楽しいのであって、やはりペットとして「飼いたい」とは思えませんねえ。

2013年12月9日月曜日

現場改革は世界共通のテーマ

 先日、米国インディアナポリスで開催されたHonor Society of Nursing, Sigma Theta Tau Internationalの42nd Biennial Conventionに参加し、研究成果を発表してきました。この会議では、様々な国の、様々な看護の専門分野の研究者や臨床看護師が集まり、研究を発表したりシンポジウム等で話し合います。

 国際学会は敷居が高く、日本より何倍も進んだ看護実践や看護研究について議論されているのだと思いませんか?私も参加するまでは、なぜ日本はこんなに遅れているのかと指摘されるのではないかと想像していました。でも、実際に参加して他国の参加者と情報交換してみると、日本と同じような課題を抱えていることがわかりました。そして、これまで自分たちが取り組んできた現場を改革するための研究に、間違いはないし、国際的にも引けを取らない取り組みだったのだと気持ちを新たにすることができました。

 看護学科の皆さんの多くは、卒業後臨床で勤務されることと思います。大学は、研究結果に基づいて本来あるべき理想の看護実践について学び、追求する場です。その最たるものが、卒業研究なのです。現在、卒業研究に取り組んでいる4年生の皆さんの中には、ただ目の前にある論文をまとめる作業だけに必死になってしまい、何のためにする研究なのかを見失っている人もいるかもしれません。私たちは、看護研究が臨床現場の実践を改善したり改革するために行うものであることを、決して忘れてはいけません。卒業後も、この視点を忘れず、実践や研究を地道に行いましょう。そして、一緒に、日本の看護の現場を改革していきましょう!

JW Marriott. Indianapolis

2013年12月2日月曜日

ハチの巣

 先月のブログで、ハチの巣の駆除に奮闘された先生がいらっしゃいました。実は私も、ハチの巣経験者です。

 我が家の場合は、飼い犬の小屋の中にハチが巣を作っていました。ずいぶんハチの行き交いが多いなと不思議に思った父(当時75歳)が行き先を追跡したところ、犬小屋が怪しいと判明…。思い切ってのぞき込むと、犬小屋の天井に、びっくりするほど立派な巣が作られていたそうです。そして、我が家もやはり、アシナガバチでした。我が家の場合、駆除方法は水攻撃でした。父がホースで水をかけ続け、ハチたちが弱った隙に、長男が巣にビニール袋を被せ、その上から手で引きちぎったそうです。なんとも素人法…。その間、犬は唖然としていたそうです…。しかし、犬とハチが、互いに害を与えることなく、一つ屋根の下で共同生活をしていたとは…。そっちの方が驚きです。よくぞご無事で\(^o^)/。


 こうなると俄然張り切るのが子供たち。さっそくハチの巣の解体作業に…。なんと巣の中から、40匹を超える幼虫が…。写真のように、丸々と太ってピチピチした幼虫たち…。

 
しかし、悲劇はこれからです。この幼虫たち、我が家の子供たちによって、食べ尽くされてしまうんです…。
 スズメバチの幼虫は、栄養価が高いらしいとまでは調べた様子…。でも、これはアシナガバチだ~。大丈夫だったのだろうか…。調べるのも怖いし、知るのも怖い…。


 子供たちは、どうやらネットで調理法を調べ、バター焼きに決めた様子。一番下の小学生の息子は、「おいしい~」とガツガツ食べていたとのこと…。本当かどうか味見をするなんてこと、私には不可能…。どうか悪夢であってと願い…。幸い、子供たちは元気に一年を過ごしました。ハチさん、ありがとう~\(^o^)/。
でも、先月の先生のブログで、昔からハチの巣は世界的に縁起がいいと言われ、幸運、繁栄の象徴とのこと…。ハチの巣を破壊しただけでなく、その幼虫まで食べてしまうなんて…。神様~、どうか罰当たりの我が家の子供たちをお許しください~(≧∇≦)

2013年11月25日月曜日

台風にも名前を

今秋、二つの台風が大きな災害をもたらしたことは、まだ記憶に新しい。
台風26号が伊豆大島に、台風30号がフィリピンに、相次いで巨大台風が大きな被害をもたらした。伊豆大島の被災ニュースで住人が「狩野川台風で被害を受けた経験を思い出して、自主判断で早めに避難して家族全員無事だった。」の主旨のことが報道されていた。
 このニュースを聞いて二つの疑問を抱いた。
一つは大きな被害をもたらした台風には名前が付いていたがいつから命名されない様になったのだろうか。ジェーン台風(昭和25年)、洞爺丸台風(昭和29年)、狩野川台風(昭和33年)、伊勢湾台風(昭和34年)、第二室戸台風(昭和36年)等々、年配の方は名前を聞いただけで、直接被害を受けていなくても自分の人生と照らし合わせていつ頃どんな台風であったかがすぐに思い出されるであろう。近年、兵庫県下だけでも豊岡市と佐用町で大水害被害をもたらした台風があったが、記憶には新しいがいつ頃だったかは当事者でないとすぐに記憶から遠ざかるものである。
もう一つは阪神・淡路大震災(平成7117日)と東日本大震災(平成23311日)である。これらは未曽有の大災害であるだけに日付、曜日、発生時刻まで鮮明に記憶に残っている。それ以外でも大地震は記憶に残っているものである。
これらの経験は風化させることなく後世に伝えていかなければならないと言われ、前述の伊豆大島の住人の話のとおり、また阪神・淡路大震災は都市直下型地震の今後の対策に生かされ、東日本大震災では過去の大津波の経験がうまく伝承されていて、被害を最小限に食い止めることができた等の報道もある。

日本列島は風光明美な島であるが自然災害も多い。地球温暖化でますます巨大台風が襲来すると予測されている。過去の経験を生かし後世に永く伝えるために、台風の命名の復活を望んでいるのは私だけであろうか?

2013年11月18日月曜日

ハチの巣

夏の日の出来事。自宅周辺にハチがよく集まると思ったら、玄関に巣を作り始めました。そしてあっという間に立派なハチの巣が出来上がっていました。
ハチを観察してみると攻撃性の低いアシナガバチでした。驚かさなければ人間には何もしないそうです。しかし巣が大型化していき我が家の玄関として大迷惑。対処しなければなりません。
以前プランターに住み着いたシマヘビを捕獲してくれた役所に電話し駆除をお願いしました。ところが攻撃性をもつスズメバチでなければご自分で対処下さいとのこと。スズメバチの巣は洞穴タイプ。足長バチはシャワータイプ。駆除方法はこうです。と電話で全てを任されます。役所の説明ではハチは夜眠る習性があるので、夜中に殺虫剤を吹き付け、巣を外せば良いとのこと。
まずは殺虫剤を買って夜を待ちました。作業中ハチが目をさまし襲ってくることも考え、頭にタオルを巻き手袋をして完全防備で挑みます。
夜になりました。いよいよ討ち入りです。殺虫剤を巣に3分間噴射。眠っていたハチが落ち、続いて幼虫か卵?がポロポロ落ち、最後に大きめのハチがストンと落ちて巣は壊滅状態へ。よくこんな小さなところにたくさん住み着いているなと感心しました。巣を外そうと天井からひっぱってみましたがなかなかとれません。強力な粘着力。ハチの唾液だけでよくもこんな硬くて強力な巣が作れるものか。自然界の力に感動しながら駆除終了。

ところで迷信ですが、昔からハチの巣は世界的に縁起がいいと言われ、幸運、繁栄の象徴とされています。そう思うとハチさんにはもっと居てもらいたかった。玄関以外なら見逃してやったのに。

2013年11月11日月曜日

医療検査学科「卒業研究」発表会

1019日は医療検査学科の「卒業研究」発表会でした。

4年・3年の学生達と教員がぎっしり座った階段教室で、26の演題が発表されました。
4月からゼミに分かれて進めてきた卒業研究を中間発表としてプレゼンテーションし、これ以降は、研究を報告書の形にまとめながら、臨床検査技師の国家試験に向けた勉強に力を注いでいきます。

さて、私のゼミ生の皆さん、この7ヶ月間を振り返ってどうでしたか?
白血病の細胞を培養するところから始めて、リアルタイムPCRやフローサイトメーターなど、学生実習ではできない色々な実験をしました。

でもその間に、色々な失敗もしました。
細胞数の計算や反応液の調整方法を間違えて、何日分もの実験を無駄にしたこともありますね。
実験が失敗続きだった7月の終わり頃、皆さんの顔が険しかったことを覚えています。
スライドを何度も作り直して必死で準備した発表会では緊張の中で発表を終えた後、フロアからの鋭い質問に当惑していた顔も印象的でした。

卒業後は「人類と疾病との戦いの戦士」として最前線に立つ皆さんです。(学長先生のご挨拶より引用)



卒業研究で学んだ「自分の頭と手を最大限に使って、困難を乗り越える力」を医療の最前線でも活かして下さい。

(おっと、その前に…報告書作成と国家試験を乗り越えないとね。)

最後にもう一度、学長先生の言葉をお借りして…


Let experiment guide you. 







2013年11月4日月曜日

息子の成長

 先月、息子が一歳半になった。夜泣きが酷く、産後3ヶ月は寝不足が続いたこと、オムツ交換のたびに泣き叫ぶ我が子をあやしながら格闘していたこと、離乳食が思うように進まず悩んだこと…過ぎてみれば懐かしい思い出である。
 ずりばいが遅いと気に病んでいた時期もあったが、ある日よちよち歩き始め、いつの間にか公園の滑り台で遊べるまでに成長した。なかなか言葉を話し出さずに心配したが、今では「おっとー!(お父さん)」、「あんぱんち!(拳つき)」など、色んな単語を話せるようになった。最近はイヤイヤ期が到来したようなのだが、関西出身でない私は、息子が発したイヤの主張に「イヤや!」と“や”がついていたことには大変驚いた。知らぬ間に関西弁に染まる息子も妙に愛らしい。そうして言葉を理解し始めると、一方通行の語りかけではなく、色んなやり取りができるようになった。その成長の早さに驚き半分、喜び半分…少し寂しさも感じたりもする。いやいや、置いてきぼりにならないように息子の成長を見届けなければ。

 育児に正解は無く、これからも色んな不安や悩みが生じるだろうが、これまでそうだったように、それもいつかまた懐かしい思い出に形を変えていることだろう。


2013年10月21日月曜日

ある日。


ある日、インターフォンに出ると、子どもの歌声が聞こえてきました。いたずらだわと思って切っても、ドアの外でまだ歌声が続きます。

 なんだろう?!と思って、友人に電話をして、「玄関の前で子どもが歌を歌っているの」と話すと、「あ~!ハロウィンだからだよ。出てごらん。子どもだから。それでお菓子をあげたらいいんだよ」と言われました。そういえば、今日はハロウィンです。

 またチャイムが鳴って、やはりインターフォン越しに歌声が聞こえます。恐る恐るドアを開けると、魔女に仮装したかわいい女の子2人が歌を歌っていました。

チョコレートをあげて一件落着。

 それから、毎年、10月31日には、お菓子を用意して、楽しみに待ち構えていました。

 外国でのひとコマです。

もうひとコマをご紹介すると・・・

聖ニコラウスの日のことでしょうか。

大学から戻ると、クッキーが入ったリボン付の袋が部屋のドアノブにかかっていました。誰からだろう・・・と見ると、ニコラウスからでした。しかも私の名前を知っているのです。どうして?!誰?!と不安がっていると、訪ねてきた友人が、「あなたのところにもニコラウスがきた?いいこだからだよ!!」と教えてくれました。おそらく、その友人も私のところに手作りお菓子をこっそり持って来てくれたニコラウスの一人です。

次の年からは、私も、前日の夜中に、お抹茶クッキーを焼いて、ラッピングして、こっそり友人のお部屋のドアノブにかけたり、レターケースに入れていました。

 ほんの少し、「ある日。」のご紹介でした。
 
 

2013年10月14日月曜日

私の愛した炭酸飲料


子どもの頃から炭酸飲料が好きで、ファンタアップル、ファンタグレープ、コーラなどを、母親の目を盗んでは飲んでいたものです。しかし思春期を過ぎてからは、それらに入っている糖分の多さと果汁の少なさに愕然とし、飲みながら「私、健康を害している…」という罪の意識を感じるようになりました。

 

そんな私の前に現れたのが、キリンビバレッジから発売された「Chasse(シャッセ)マスカット」果汁60%の微炭酸ドリンク。これは、キリンビバレッジが「微炭酸・高果汁」という相反する飲料ジャンルを融合させた初のドリンク商品だったそうで、「高果汁って健康に良さそう…」と、私の罪の意識はあっさり消えてしまい、好んで飲んでいました。しかし、私の人生でベストともいえたこの商品も5年ほどで販売中止となり(涙)、その後は寂しい日々を送っていました。

 


しかし最近、シャッセを上回るベストに出会いました。その名もマルティネリ(Martinelli’s)のアップルサイダー!アメリカの製品とは思えない(ごめんなさい)繊細な味わいがたまりません。保存料などは一切使われておらず、アメリカでとれた新鮮なりんごと炭酸しか使っていないそうです。

 

見た目は上品な濃いゴールド。細かい泡はまるでシャンパンのようで、ぜひグラスに注いでその美しさも愛でていただきたい一品。味は、100%の果汁がもつ自然な甘みとほのかな酸味がミックスされています。がぶがぶ飲むというよりも、グラスを傾けながらゆったりと味わいたい、そんな炭酸飲料です。

 

蓋はいわゆる王冠風で、一見栓抜きが必要に思えますが、手で捻れば開けられるのも手軽で魅力的です。アップルのマークのロゴがとてもかわいくて素敵。一口でファンになりました。

 

 製造会社のHPをみると、アップルクランベリーやアップルマンゴーのスパークリングもあるようで、飲んでみたいなぁ~と目下探索中です。

2013年10月7日月曜日

ハリエニシダ

先日ふと頭の中に浮かび上がった名前である。
文字情報として浮かび上がってきた。
この通り片仮名で。

なんで浮かび上がってきたか・・・
と考えているうちに続くフレーズが来た。
「ハリエニシダの咲く頃」
ふむ~
いったい何のフレーズだったのか,
もしくはたった今自分で作文してしまったのかさえ
わからない。

そして,私には画像情報を一切浮かばず,
なんとなく植物の名前だという以外のことがわからない。
今の時代は便利とはいえ,四六時中ハリエニシダで
頭の中が占拠されているわけでもないので,
このブログをきっかけにインターネットで検索してみた。

便利な時代だとつくづく感心させられる。
黄色い花をつけた植物の写真が出てきた。
西ヨーロッパ・イタリア原産らしいが,
日本にも外来種として定着しているとある。

ふむ~
画像情報はどうも心に響いてこない。
以前に見たことがあるとは思えない。
もしくは横を通っていたとしても,
私の中でハリエニシダとしての認知がされていないまま
ただ横を歩いていたのだと思う。

なぜ,知らない植物の名前,
それもさほど得意ではない片仮名を
一字たりとも違えることなく,
きちんと頭の中に登場したのだろう。。。

なかなか考えてもわからない。
そう,これは答えが見つからない生産性の低い作業を
必死になってしているのだ。
幼い頃,何かの本で読んだのだろうか?
文字情報としてしか存在していなかったことと,
本当かどうかわからない続くフレーズが登場したことで,
何かの小説で登場した可能性が高いように思われる。
もしくは,幼い頃なので漫画の中のことかもしれない。
いずれにせよ,黄色い花という情報が当時は全くなくて,
今回新たに付加されたことは確かだ。

今この文章を書きながら,「詩の中のワンフレーズかもしれない!
とよぎり,インターネット検索をかけたが,
そこまで都合よく問題解決してはくれなかった。
ふむ~
本当に生産性のない時間の過ごし方ではあるが・・・
結構これが楽しんでいたりもする。

みなさんもそういうことってないですか?

2013年9月30日月曜日

Indian Summer

  10月に入って30℃を超える真夏日が続いています。秋の涼しさに慣れてしまった身体には、暑さがこたえませんか。

秋になってから、夏の暑さが戻ってくることを、英語ではIndian Summerといいます。どうしてIndian Summerと言われるようになったのかについては諸説あるようすが、どれもIndianは、インド人を指すのではなく、ネイティブ・アメリカンを指しているようです。ネイティブ・アメリカンが冬の準備をするのにいい日としていたから、とか、秋の暖かい日に収穫をしていたからという説や、晩秋の天気がいい日にネイティブ・アメリカンが入植者に思いがけない襲撃をしたからという説もあります。

 日本語にすると、「小春日和」と訳されますが、ここ23日の暑さはIndian Summerと呼ぶ方がぴったりなように思います。

 Indian Summerという言葉を聞くと、私はJDサリンジャーの短編Down at the Dinghy”を思い出します。Indian Summerの午後の、若い母親と幼い息子のやりとりが描かれており、大人の社会の醜さを垣間見てしまった子どもの心が、若い母親の愛情によって癒され、読者のほろ苦い気持ちは、幼い子どものinnocenceによって癒されるという作品です。興味を持たれた方は是非一度読んでみてください。
短編集Nine Storiesの中の1篇です。この短編が連想されるため、「今日はIndian Summerだ!」という天気の日は、心温まる気持ちになるのですが、それでもここ
最近のIndian Summerは暑すぎますね。

2013年9月9日月曜日

「仲良きことは…」

写真に写っているのは我が家のペットたちです。
2匹とも野良生活を送った後で、縁あってウチにやって来ました。


こんな風に異種間で仲良くなるのは珍しいことではないでしょう。
皆さんのお宅でもそうではないですか?
飼い主としては心温まる気持ちになりますね。


分け隔てなく可愛がっていると、性格も穏やかになり、いがみ合うこともなくなります。
…と親バカな自慢でスミマセン。


…でも、そうですよね?

2013年9月2日月曜日

赤川仮橋

 またまたブログの当番が回ってきた。

 何を話題につぶやこうか?

 そうだ!

 今年の秋から渡れなくなる赤川仮橋にしよう!

 そう決めた矢先の8月12日の朝日新聞の夕刊に、「赤川仮橋 名残の夏」と題して記事が載っていた。朝日新聞の記事と合わせながら、赤川仮橋をネタに今回は綴りたいと思う。


 赤川仮橋は、淀川にかかる橋で、何が珍しいかと言えば、一つの橋で列車と人が通る点である。新聞記事によると正式名称は「淀川橋梁」と言うそうで、1929(昭和4)年の完成。複線仕様で作ったが、線路は1本しか作られず、単線での営業となり、空いた片側の線路部分に板を張った歩道として整備されたそうである。

 私は、橋に近いところ住んでいるわけでもない。数年に1回、気候のよい時期に、淀川を渡った先にある大型ホームセンターに行くために、自転車で利用するのみである。今年の春、もうすぐ通れなくなると聞いて久しぶりに通ったら、歩道には鉄板が敷かれていた。以前は板張りで、自転車で通るとがたごとと音を立て、振動があり、さらに板の隙間から見える川面がちょっぴり怖くスリル満点であったので、ちょっぴり残念な気持ちになった。私は、橋上で貨物列車とすれ違ったことはないが、橋のたもとで貨物列車が通過するのはたびたび目にしている。JRの新線がこの橋を使うため、歩道部分に線路を敷き、複線にする工事が始まるので、10月31日24時で閉鎖される。機会があれば、閉鎖されるまでに行っておきたい場所である。
                                   看護学科教員

2013年8月19日月曜日

 「神戸常盤大学短期大学部歯科診療所にベテラン歯科衛生士がいます!!」

 私は神戸常盤大学内にある(研究棟、7号館1階)歯科診療所で仕事をしています。
 平成21年8月から開設して、平成25年8月で4年になります。
 私はこの診療所に来るまでは、学校を卒業して最初に勤務したのが伊丹市口腔衛生センターでした。業務内容は障害者(児)の歯科治療、むし歯予防のためのフッ素塗布、歯周病予防のための歯石除去などでした。また伊丹市には歯科衛生士が勤務していなかったので私たちは伊丹市内の幼稚園、小学校、中学校、高校と依頼があればどこへでも出かけていました。
 次に大阪、本町のオフィス街の中の診療所に勤務しました。患者さんが30歳代から60歳までの成人になり、今まで、年齢の低いこどもたちを中心に診ていたのが、突然成人中心となり、世の中は歯周病の患者でいっぱいなのだと驚きました。この診療所で歯科衛生士として頑張ろうと思っていたら、院長が肝ガンであっけなく、亡くなり廃院となりました。勤務年数は1年と2か月でした。
 次に自分が卒業した母校に戻って、教員となりました。担当した授業は歯科保健指導が中心でした。6年間勤務しましたが、歯周病の患者さんが世の中にたくさんおられることが忘れられず、この人たちのために頑張ろうと思ったことが頭から離れず、やっぱり臨床に再び戻ることにしました。そのあとは一般の歯科診療所で17年間頑張ってきました。一か所の歯科医院に勤務することはせず、フリーランスとして、多い時は8か所の歯科医院を曜日ごとに回って、業務する形を取りました。各歯科医院では自分の行く時間に患者のアポを入れておいてもらい、私はそれぞれの医院でひたすらスケーリングを行い、歯をきれいに磨くためにどうすればいいかを話し続けてきました。
 そして、縁があって神戸常盤大学短期大学部歯科診療所に勤務することになりました。
 口腔保健学科の教員の仕事も行いますが、大半は学内の歯科診療所で予約をして下った方々のクリーニングを実施しています。
 どなたでも利用できます。こどもはむし歯予防のためのフッ素塗布と歯磨き指導を行って、500円です。成人は歯のクリーニングを行って、1回500円です。歯の治療は実施していません。
 ですが、500円はとてもお得感があると思います。自分の歯の健康を守ることのできる人になって下さい。応援しています。ぜひ一度ご利用下さい。
                                  口腔保健学科教員

2013年8月12日月曜日

夏バテしない身体作り

毎日カンカン照りの暑さが続いていますが、楽しいイベントいっぱいの夏。
暑さに負けず、元気に過ごしたいものです。
夏バテしない身体作りを目指すことが大切です。
そこで食べ物と夏のアイテムの紹介します。

疲労回復には
☆スタミナをつける...腸を健康に保つことが大事。
食物繊維(かぼちゃ、さつまいも、ごぼうなど)を普段からとっておくとよいです。
☆体力をアップする...ビタミンB1(豚肉、うなぎなどが豊富)が大事。
ビタミンB1の吸収を高めるためには、にんにく、ねぎ、にらなど、アリシン(硫化アリル)が含まれる野菜と一緒にとるとよいです。
 






















夏の食にはかかせない栄養を豊富に含む夏野菜。
そして夏の料理といったらやっぱりカレー。
ということで、夏野菜充実(トマト、茄子、ゴーヤ、オクラ)カレー作ってみました。


野菜は炒めて野菜本来の味でシンプルに味わいます。
黄色を配色するためコーンやカボチャをトッピングします。

●トマト
栄養素は、カロチン、カロチンの一種(リコピン)、ビタミンC、E、カリウム
•完熟するほど、リコピンは増え、生で食べるより、加熱した方がリコピンの吸収率は高まる。ミニトマトのほうが栄養価は高い。

●茄子
栄養素は、ポリフェノール、カリウム
•抗酸化作用、がん予防。眼精疲労。(アントシアニン)体を冷やす作用も。

●ゴーヤ(にがうり)
栄養素は、ビタミンC(トマトの5~6倍)、カリウム
•夏バテ防止と美容と風邪の予防(免疫力UP)
・ゴーヤのビタミンCは加熱してもほとんど消失しない。

●とうもろこし 栄養素は、ビタミンB1、B2、カリウム、食物繊維
•疲労を回復。ストレスに対する抵抗力を高める。(ビタミンB1、B2)

飲み物ではお気軽に試すことができる漢茶がおすすめです
漢茶というと、苦そうなイメージがありましたが、思いのほか飲みやすいです。
たくさんある種類のなかで、嗜んでいるのが「気通茶」です。
暑い時にあえてあったかい漢茶でこころもからだもリラックスできます。

暑い夏はまだまだ続きますが、
水分補給をしっかりして、夏バテや熱中症にはくれぐれも気をつけたいものです。

                                                               口腔保健学科教員

2013年8月5日月曜日

野菜って楽しい,美味しい

クイズです.
さて,何の葉っぱでしょう?






今は忙しいのと場所がないのでできないのですが,以前しばらく家庭菜園をしていました.

“パリッパリッ”採れたてキャベツの葉っぱの音と美味しさにビックリ!

それまで,スーパーで売っているキャベツしか食べたことがなく,

新鮮な野菜を食べられるって,贅沢なことだなと再認識しました.

暇があれば,近所の畑を観察.

おじいちゃんやおばあちゃんに畝の立て方や美味しく作る秘訣を聞いて…

大きなサツマイモもたくさんできました.

野菜づくりのきっかけは,トウモロコシをもらったこと.

それまでそんなに好きではなかったのに,あまりの美味しさに作ってみたくなったから.

それも「トウモロコシは湯を沸かしてから収穫」しないと鮮度が落ちると聞いて,

これは,自分で作るしかないと思った.

畑を耕し,種をまいて,霜を防ぎ,肥料と水をやり…

生まれてこの方,野菜を作ったことのない私でも

美味しいトウモロコシができるようにはなったけど,

一つ残念だったのは,子どもたちが興味を示してくれなかったこと.

周りにトウモロコシが溢れていたからかなぁ            口腔保健学科教員



2013年7月29日月曜日

「夏」を感じる音

夏を感じる音は何ですか?

蝉の鳴き声、花火の音、風鈴の音・・・・・・

私の夏の音は「ラジオ体操」です。

今朝も、音楽が流れ体操している風景を見かけました。

最近、ラジオ体操が大人にも流行っている。と聞いたことがあるので調べてみると、、、

ラジオ体操協会 のHPに、

「ラジオ体操は、人間の体をまんべんなく動かすために必要な運動を組み合わせてつくられています。しかも、健康な人なら負荷も少なく、だれでも手軽にできる体操です。これを毎日続けることで、加齢や生活の偏りなどが主な原因となる体のきしみを取り除き、人間本来がもっている機能をもとの状態に戻し、維持する効果があります。」

と記載があり、「いつでも、だれでも、どこでも」をキャッチフレーズに、子どもから大人まで幅広い年齢層の方がラジオ体操を楽しんでおられるようです。

私も運動不足解消のために、常盤坂がキツイ、ツライと感じないように・・ラジオ体操に取り組んでみようと思います。

                                                                口腔保健学科教員

2013年7月22日月曜日

緑のトンネル

神戸常盤大学に着任して3ヶ月が経ちました。

実は私は神戸常盤短大の卒業生です。
学生時代には入れなかった場所から見える景色を日々楽しんでいます。

今日は、私が学内で一番好きな景色を紹介します。


この写真の景色はどこから見たものか、探してみてくださいね。

毎日、人も物も新しい出会いと発見があり、ワクワクしています。



                           看護学科教員



2013年7月15日月曜日

最近のコーヒー事情

みなさんはコーヒーをよく飲まれますか。手軽に楽しめる、インスタントコーヒーから香りと深みを楽しむ本格的な豆を引いて入れるコーヒーまでさまざまですが。私は最近それらの中間的な手軽さのあるドリップバックコーヒーをよく飲みます。ドリップバックコーヒーとはみなさんご存じの通り、一杯分のコーヒーの粉が紙のバックに入ったもので、ちょっとした合間に香りの良いコーヒーを楽しむことが出来ます。フルーティーでライトなもの、少し酸味がきいた中煎り、苦みのある深煎りまで一通りのコーヒーは楽しめるのですが、私が求めるコーヒーにまだ巡り逢えていない状況です。コーヒーを飲み始めた頃は酸味のないただ純粋に苦みだけを追求して豆を探してきました。しかしコーヒー好きの友人の影響からか、最近は酸味を楽しむ事を覚え、香りと苦みさらに酸味のバランスが気になるようになりました。コーヒーの苦みと酸味は両極端の位置に存在するため、どちらも強いコーヒーは存在しない。その中で両方の要素を楽しめる、自分の理想のコーヒーはいつ現れるのか。そんなことを考えながら、毎日を過ごしています。


                                                                                                     医療検査学科教員

2013年7月8日月曜日

認定遺伝カウンセラーと遺伝カウンセリングのご紹介

 みなさん「認定遺伝カウンセラー」って聞いたことありますか?この認定遺伝カウンセラーは2005年に誕生した新しい職種です。しかし遺伝カウンセラーがどのような専門職なのか、医療従事者さえまだはっきりと理解されていないのが現状です。
 近年医療技術の進歩により、お母さんから採血するだけで、おなかの中の赤ちゃんの染色体検査が可能になりました。この検査の前後には遺伝カウンセリングを受ける事が必要とされています。この時に登場するのが臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラーです。
 彼らが行っている遺伝カウンセリングとは、遺伝子や遺伝のメカニズムが関与する疾患や体質について、さまざまな問題を抱える方やそのご家族のお話を伺いながら、医療情報をわかりやすく説明したり、心理社会的なサポートを行って、一般の方たちの理解と納得を支える医療サービスです。
 認定遺伝カウンセラーは疾患の解説をはじめ、遺伝子検査で明らかになることや、療育における社会福祉資源など、入手可能なあらゆる情報を提供してクライエントを支えます。クライエントの側に立って、上下関係の生じがちな主治医とは異なった視点と倫理感からカウンセリングを提供します。クライエントにとっても、個人的な事情を相談できる稀有な人材なのです。
 このように徐々に広まりつつある認定遺伝カウンセラーは、専門の養成課程(大学院修士課程)を修了し、認定試験に合格する事でなることができます。現在140名が認定遺伝カウンセラーとして活躍されており、中には看護師や臨床検査技師の免許を持った方もいます。
 今回、卒業後の新たな道の一つとしてご紹介しました。

2013年7月1日月曜日

縁というもの

今どきの若い人たちには、あまり馴染みが(つまり縁が)なくなってしまって
いるのかもしれませんが、縁(えん)という見方・考え方には、
途方もなく広くて深い包容力があるように思います。

 この言葉、元はと言えば仏教に源流があるのでしょうが
(仏教にあまり詳しくない私が言うのもなんですが)、
その心は私たちの日常の奥深くに根付いているようです。
 
 
  たとえば、縁結びや縁談と言えば結婚にかかわることではありますが、
「縁がある」「何かの縁で……」という言い方になると、意味するところは
かなり広がります。仏教由来の言葉である「縁起」となれば、
それを「いい」とか「悪い」とか気にしたり、場合によっては「かついだり」して
しまうのが、私たち人間の性(さが)なのでしょう。


 この縁、実のところ偶然・必然といういわば西洋風の発想を完全に
凌駕しているのではないでしょうか。偶然の出来事であろうと一つの縁、
必然の成り行きであろうとそれもまた縁。どうころんでも、縁のようです。

 私はついこの間まで九州で暮らしていましたが、
関西で生れ育った私が20年ほど前に九州に赴任したのも、
それ以前ドイツに留学したことが縁になっているようですし、
そのドイツ留学もまたそれ以前の……という風に、
あらゆることが何となく縁でつながっているかのようです。

  そして今春、私が神戸常盤大学に着任したのも、これまた縁。
ここで新たに先輩・同僚の先生方とお目にかかるのも縁。
学生諸君と教室で出逢うのも縁。60年余りこれまで生きてきましたが、
結局そのすべては縁が幾重にも織り合わさった織物なのでしょう。

  ふりかえれば、いろんな縁がありました。終生大切にしたいと
思うほど強い絆で結ばれた縁もあります。
逆に、出会ったのち儚く消えていった縁もありました。
そうなることもまた縁なのでしょう。
個人の力、自力ではどうにもならないようなとてつもなく大きなものを、
「縁」には感じます。

 

  そういえば、本学の子育て支援センター・子育て広場「えん」には、
「援」や「円」の意味があるのでしょうが、おそらく「縁」もこめられているのでは、
と拝察しています。

2013年6月24日月曜日

明石海峡大橋の風景と私情


 



はじめは橋の美しさや沈む夕日との絶妙な景観にうっとり眺めていました。







少しして小春日和の休日、橋をバックに何やら楽しそうに集まっていらっしゃるご高齢の方々。そばに寄ってみると立派な碁盤を持ち寄り青空対局でした。橋が場を作ることに気づき“ホッコリ”を味わいました。










ふと大きく息を吸い込みたくなり橋のそばまで出かけることがあります。行き交う船を眺め、気の済むまでじっと一所に座っています。






つい先日散歩コースでラベンダーの群生を見つけました。この幸運と感動を写真にしようと、一旦真上からレンズを構えたのですが、横からの方がいいと思い直ししゃがみこむと・・・なんと橋がラベンダーのバックに参入している。今一番気に入っているショットとなりました。





視点を変えると思わず良い展開が訪れるのかも・・・。これも橋が教えてくれました。



口腔保健学科教員


2013年6月17日月曜日

神戸に戻ってきて

私は神戸生まれの神戸育ちです。神戸の街が大好きです。神戸の街の特徴は、海と山が近いことです。三宮の街中から20分も歩けば、布引の滝に着くことができます。森のフィトンチッドを感じ、神戸ウォーターの飛沫で涼を得ることができます。神戸市民の健康法の一つは、裏山登山です。朝登っていくと、太極拳をしているグループ、体操をしているグループ、唄を歌っているグループ等々様々なグループが朝の空気を満喫しています。朝一番の登山は、健康に良いこと間違い無しです。

南に下ると、ウォータフロントが開け、潮の香りが気持ちを癒してくれます。海岸線から2~3kmは波の飛沫によるタラソ効果があるといわれています。色々なミネナルが含まれているからでしょう。ぶらぶら海岸線を歩くことで、健康になることができます。

私が生まれた須磨の街は、砂浜が養浜され、昔とは見違えるくらい浜辺が広がりました。白砂青松の向こうには明石大橋が良く見えます。砂浜ジョギングはとても効果があります。裸足で砂浜を走ってみませんか?足の裏を砂が刺激してくれ気持ちよく、運動量も増えます。最近では自転車で走る人も多く見かけます。

山に行っても海に行っても、健康になれる神戸の街が大好きです。皆さんも、神戸の山、海を活用され、ウエルネスライフをおくり健康になりましょう。


口腔保健学科 柳敏晴

2013年6月10日月曜日

「ブリッジ」からの風景

私は、この春に神戸常盤大学に着任しました。
それまでの勤務先は田園風景の中にありましたので、
キャンパスから海が見える風景はとても新鮮です。

本学キャンパスでは、さまざまな場所から海を見ることができますが、
その中でも特に気に入っているのは、
本館(旭記念館)5階と7号館(研究室棟)3階を結んでいる「ブリッジ」からの風景です。
なので、研究室から本館に行く時は、必ず通るようにしています。

ここからはキャンパスの緑の木々越しに、
沖を行く船の姿を見ることができます。
海の表情は、時々の気象条件や時間帯によって刻々と変化していきます。
澄み切った青空と深い青色の海が見られる時もあれば、
どんよりと曇った空に鈍色の海の時もあります。
夕焼け色に染まった空と海の風景は、
思わず足を止めるほどに美しいです。

これから季節が変化するに伴って、
海の表情もどんどんと変化していくと思います。
夏では積乱雲と海のコントラストが楽しみですし、
秋では紅葉したキャンパスの木々との共演が楽しみです。
冬には、雪と海の風景を見ることができるでしょうか。

いずれにしても、これからもずっと、
私は風景を楽しみながらブリッジ」を渡り続けると思います。
写真は、「ブリッジ」から見た、梅雨空と海です。
空は曇り空ですが、木々はとても元気です!


こども教育学科 教員

2013年6月3日月曜日

夜景が問いかける

人生の大半を田舎で過ごした私にとって、
神戸での新生活はなにもかも新鮮です。
きらきら光る高層ビル、
公園で遊ぶ子供たちのさんざめく声、電車の音、
居酒屋から漂う焼魚の香ばしい煙、
都会に長らく住んでいる人には、
新鮮でもなんでもない日常。
それらが私には快い。

田舎は静かです。
高層ビルの代わりにある緑豊かな山々、子どもたちがいなくなって
雑草の茂った公園、一時間に一本しか来ないディーゼル車、
段畑の枯草を焼く土の香りの煙。
これも同様に田舎に長らく
住んでいる人には新鮮でもなんでもない日常。
時の流れさえもゆったりと・・・。

人が快いと感じる環境とはいったい何でしょう。
そこに住む意味とは何でしょう。

研究棟のエレベーターホールから見える神戸の夜景は、
私にその意味を問いかけます。


2013年5月27日月曜日

気分転換

 新卒時代に上司から言われ、ずっと大切にしてきた考え方がありました。「『忙しい』と言わない」ということです。よく言われるように「忙しい」は心が亡くなると書きます。「忙しい」と言っている人は、本当に心のない生活、仕事になり、周囲には余裕がない人に見え、恰好が悪い。スマートに仕事をしないと、良い仕事にもならない、とのことでした。
そんな時代から数年たち、大切にしていたはずなのに、最近「忙しい」という言葉が口をついてでることが多くなってしまっていました。本当に余裕のない生活をしているな・・・と感じていました。
そんなときに、趣味といえるような活動に誘って頂き、「忙しくて時間がないけど・・・」参加してみることにしました。この時間だけは、完全に趣味に没頭しています。そうすると、他のことをする時間もないほど忙しかったはずが、逆に「忙しい」の言葉も少なくなり、心に余裕が出てきました。 気分転換は大切と言いますが、こんなにも効果があるとは・・・。
忙しさは、自分で余裕をなくしているだけ。余裕と時間を無理にでも作ることで、そのような生活に変わっていくのだと実感しました。 恰好良い社会人になるために、学生のうちから、気分転換の方法、趣味を作ってみて下さい。

2013年5月20日月曜日

「禁酒の友」の実力

 私は仕事で地方へ出張することが多いのですが、宿泊を伴う出張の際は、一日の疲れをとる妙薬として、その土地のお酒を飲むことを楽しみにしています。しかし、毎年花粉が飛散する2月から5月の連休明けまでは、花粉症が悪化するので禁酒を余儀なくされ楽しみが減ってしまいます。そこで、この時期に多く登場する食材が「酒粕」です。

 酒粕は、酒を造る際にもろみをしぼった後に残るしぼりかすです。お酒の中でも特に好きなのが日本酒なので、酒粕でつくる粕汁は毎週のように食卓に登場します。リラックスタイムには酒粕で甘酒をつくり、その風味を楽しんでいます。私にとって酒粕は大切な「禁酒の友」なのです。

 最近、この酒粕に優れた健康&美容効果があることがマスコミで取り上げられています。LDLコレステロール値の低下、便秘の改善、美肌等々…。米を発酵させて日本酒をつくる過程で、体に良い成分が生まれるようです。酒粕には酵母も多く含まれるのでビタミンB群やアミノ酸が豊富とのこと。また、米麹を発酵させたりしてつくる甘酒を、江戸時代の人々は夏バテ防止の栄養ドリンクとして飲んでいたそうです。俳句の世界で「甘酒」は夏の季語だそうで、そういえばスーパー等でも「冷やし甘酒」が売られているのを見かけたことがあります。

 単純においしいからという理由で好んでいた酒粕ですが、これからはその恵みに感謝しながらいただきたいと思います。この夏は、ビールの代わりに冷やし甘酒、かな?

2013年5月13日月曜日

さくらんぼ

5月になり、学内にはツツジの花が満開で明るい気分になります。
そこで、学内を少し探索してみました。

4月には桜が満開だったなあと思い、そこで思いついたのが『さくらんぼ』。
もしかして、さくらんぼがなっているかもと期待をし、毎年赤くきれいな実(さくらんぼ)をたくさんつける木の下に… 
みつけました! (青い)さくらんぼがなっていました。












この日は快晴でした。そこで… 太陽があたるところには赤い実がなっているかも、他にさくらんぼがなる木はあるのかなどを考え、思い当たる木の下にいきました。
ありました! 赤い実が。1つ。
今年第一号のさくらんぼ(だと思います)。










今年もきれいな実をみることができるかな。