2013年10月21日月曜日

ある日。


ある日、インターフォンに出ると、子どもの歌声が聞こえてきました。いたずらだわと思って切っても、ドアの外でまだ歌声が続きます。

 なんだろう?!と思って、友人に電話をして、「玄関の前で子どもが歌を歌っているの」と話すと、「あ~!ハロウィンだからだよ。出てごらん。子どもだから。それでお菓子をあげたらいいんだよ」と言われました。そういえば、今日はハロウィンです。

 またチャイムが鳴って、やはりインターフォン越しに歌声が聞こえます。恐る恐るドアを開けると、魔女に仮装したかわいい女の子2人が歌を歌っていました。

チョコレートをあげて一件落着。

 それから、毎年、10月31日には、お菓子を用意して、楽しみに待ち構えていました。

 外国でのひとコマです。

もうひとコマをご紹介すると・・・

聖ニコラウスの日のことでしょうか。

大学から戻ると、クッキーが入ったリボン付の袋が部屋のドアノブにかかっていました。誰からだろう・・・と見ると、ニコラウスからでした。しかも私の名前を知っているのです。どうして?!誰?!と不安がっていると、訪ねてきた友人が、「あなたのところにもニコラウスがきた?いいこだからだよ!!」と教えてくれました。おそらく、その友人も私のところに手作りお菓子をこっそり持って来てくれたニコラウスの一人です。

次の年からは、私も、前日の夜中に、お抹茶クッキーを焼いて、ラッピングして、こっそり友人のお部屋のドアノブにかけたり、レターケースに入れていました。

 ほんの少し、「ある日。」のご紹介でした。