2010年4月26日月曜日

自然あふれる常盤


山陽電車「西代」駅から少し歩いて、『常盤坂』(と、多くの方と同じように私もいつからか呼び始めました)を上がると神戸常盤大学があります。
坂を上がると緑が見えてきます。山があり、自然がいっぱいです。

大学の構内には様々な木々があります。
桜の花が咲き、ざくろの実がなって、銀杏が木(イチョウの木)から落ちて、もみじの赤色とぼたんの花がきれいです。

もうひとつ、自然だなぁと感じることは、今まで見たことのない生き物がいることです。
3つ紹介いたします。 (全て秋に見つけました)
名前は生物の先生に教えていただきました。

最初の生き物は・・・ ときどき見かけますが名前を知りませんでした

『 トゲナナフシ 』
体長は7cmほどでした。
木の枝に似ていて擬態するそうですが、
この写真はタイルの上にいるので擬態していせん。
木の近くでトゲナナフシを見つけたら、擬態の様子が見られたかもしれません。

調べたところ、『 エダナナフシ 』というナナフシもいるようで、
トゲナナフシより細く、トゲっぽくなく木の枝でも先端の枝に似ています。

『 ナナフシ 』の名前の由来は
腹部は9節~10節に見え、節が7つあるからではないそうです。
「7つ=たくさんの」意味で「たくさん節をもつ虫」でナナフシ。

次の生き物は・・・ 虫嫌いの方は省略して最後の生き物へ


『 ヤマナメクジ 』ではないかと思われます。
体長は11cmほどでした。

見つけた瞬間思ったことは、「 ナメクジだろうけれど・・・大きすぎ!」。
手触り(体の硬さ)は、それが以外に硬いです。
触られてびっくりして、緊張で硬かったのでは?という意見もありますが・・・
                        



   
最後の生き物は・・・ ちょっと幸せな生き物(見た目)


『 エサキモンキツノカメムシ 』
背中にハート模様があります。
体長は1cmほどでした。
カメムシは外観が亀に似ているので、カメムシだそうです。
カメムシと言えば、悪臭を放つというイメージがありますが、
刺激を与えなければ(怖がらせなければ)臭くありません。
悪臭はどこから放たれるかというと、腹面にある臭腺から放たれるそうです。 



ときどき姿を現す生き物を観察するのも、楽しいものです。

2010年4月19日月曜日

病院における臨床検査技師の仕事




病院における臨床検査技師はどんな仕事をしているの?
患者さんから採取しました血液や尿を検査し、また心電図検査や脳波検査などのように患者さんを検査して得られる検査結果によって、病気の診断・治療するのに関わって、医療に大きく貢献しているのです。
また、健康診断や最近話題になっていますメタボ検診の検査も臨床検査技師が行っています。また、検査法の開発・改良にも関与して、医学の進歩・発展にも寄与しているのです。
病院では看護師、医師に次いでスタッフ数が多い部門が検査部なのですが、臨床検査技師は少し目立たない存在です。しかし、非常に重要な仕事をしているのです。


図1:尿検査の実際 監修 河合 忠、島田勇(マイルス・三共)  
図2:臨床検査技術学 編集 菅野剛史、松田信義 p26 1995 医学書院(東京)
図3、図4:投稿者の自画



2010年4月12日月曜日

愛知人から見た神戸

私の故郷は愛知であり、家族はずっと愛知で生活しているため、私はよく週末には故郷へ帰るのであります。少なくとも本学の教職員の方は、このブログを書いているのが誰かはわかっているでしょう。また、教職員で愛知出身あるいは愛知に籍を置いていたことがある方は、少なくとも数名はいらっしゃるようで、何だか親近感を感じます。

愛知の代表都市と言えば名古屋になりますが、名古屋と神戸は結構太いパイプで結ばれています。JR新幹線および在来線、近鉄など(平成20年3月に阪神なんば線が開通し、実質名古屋から姫路まで1本の線で結ばれた)の鉄道ルート、名古屋-神戸間の高速バス、名神・新名神高速道路など高速道路網も整備され、いつも往復にどのルートを使ったら良いかよく迷うのであります。新幹線は名古屋-新神戸を約1時間で結びますが、JRの在来線を使ったとしても約3時間半です。

中部地区の大都市と言えば名古屋くらいでしょうけれど、京阪神地区には京都、大阪、神戸があり、JRの輸送力から見ても断然大きな差があるのを感じます。例えば、1時間あたりに三ノ宮駅に停車する列車は15~20本近くありますが、名古屋駅ではおおよそこの半分くらいです(但し東海道線だけで比較した場合はそうですが、ベッドタウンからの人々を運ぶ中央線などを含むともう少し本数は増えます)。この地区では新快速列車はたいてい12両編成であるのに対して、中部地区の列車は長くても8両、駅のプラットホームの長さも全く違います。また、上り線だけでも普通用と特急用の2車線があるのですが、名古屋近辺では上下1車線ずつだけです。鉄道ファンとまでは言えませんが、これに準ずる者として鉄道のことはよく観察しているつもりであります。ちなみに東京近辺はさらに列車の本数も多く、複雑なルートが多く存在します。

神戸といえば、異国情緒たっぷりの港町と、六甲山などが街に迫ってきている、海と山に囲まれたところに街があり、その景色は大変絶大なものがあります。このような風景は名古屋では味わうことができず、感動できる景色というと唯一名古屋駅上にあるツインタワー(JRセントラルタワーズ)から見た景色ぐらいではないでしょうか。しかし、名古屋から足を伸ばすと、伊勢・志摩、飛騨、信州、静岡といった自然情緒たっぷりの観光地あるいは日本有数の温泉地などにも日帰りで出かけることができます。近場でしたら名古屋港水族館、名古屋城、犬山城、明治村、ラグーナ蒲郡などもあります。温泉といえば、私は有馬温泉が大好きです。金の湯、銀の湯のどちらがいいかといえば、間違いなく金の湯です。これは含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉と記されていますが、赤茶色の塩辛く何となく鉄さびの味のする温泉はいろいろな効能もあるようですし、もう少し水温が低ければ1日中浸かっていたい気がします。

美しい風景に憧れ、旅好きなのにもかかわらず、神戸に赴任してこの数年間、六甲山、布引の滝、異人館、ハーバーランドといった観光地にまだ足を踏み入れたことがないのは、歳のせいなのだろうか。もう1/5世紀も若ければ、週末あるいは講義が終わった夕方などに出かけていったに違いないのに、日常生活においてほとんど余裕がないのでしょう。

それよりも重要なことは、愛知人から見た神戸人(兵庫人あるいは関西人)はどのような人達であるかということです。実はこのことは現在研究中でありますので、結果がまとまりしだいお知らせさせていただきたいと思います。しかし、このようなことを研究する時間があるくらいなら、本来行うべき研究を行うのが当然であります。

2010年4月5日月曜日

JICA研修生来校!

 4月5日(月)~13日(火)の間、JICA(国際協力機構)主催の食品微生物検査技術研修を、本学で行います。
参加されるのは、中国(1人)、フィリピン(1人)、スリランカ(2人)、タイ(3人)の4カ国7人の方々です。
 それぞれ本国では、食品衛生関係、臨床検査関係の技師・技術者です。
 午前10時から午後4時頃まで、実習をしていますが、昼休みは(12時から1時過ぎ頃まで)は、食堂(ハローホール)で休憩を取っておられると思いますので、ぜひ積極的に話しかけてみてください。
 特に交流を希望する学生の方やグループがありましたら、医療検査学科・柳田までお知らせください。