2012年4月2日月曜日

弓道

いつかやってみたいと思っていた弓道を、
ひょんな事をきっかけとして3年前から始めました。

弓道場は半屋外なので、夏は汗をだらだら流し、蚊にまとわりつかれ、
夜ともなれば射場の灯りに蛾や虫が寄ってきます。

反対に冬はどんなに冷たい風が吹いていようとも、的前には薄い胴衣で立たなくてはいけません。
特に冷える日はストーブの前から離れられないこともしばしばで、お稽古に来る人も少なめです。

そんなある意味悪環境にもかかわらずお稽古に通い続けるのは、
先生や先輩の弓を引く姿を見て「自分もあんなふうに弓を引きたい!」という想いからです。
(的に中てたいという邪念もありますが・苦笑)


思うように弓を引けなくて、
「~が出来ないし、どうすればいいのかがわかりません。」と先生に泣き言をいうと、
「何十年やっていても、悩みはつきないのよ。
   ただ何となくではなく、注意された点を常に意識してお稽古しなさい。」
「出来ないではなく、出来るように努力しなさい。」と諭されます。

学生を教えている立場としては耳の痛い言葉ばかりですが、
「あなたはまだまだ若いのだから」と言われることも多いので、
どうやら弓道の世界で40代後半は、まだ「ひよっこ」のようです。