2014年6月25日水曜日

3年に一度開催される、国際臨床化学会(IFCC)での発表と会議への参加でイスタンブールを訪れ、せっかくなのでトルコの地から発信を。
関西空港を土曜の22時半頃に出発し、約13時間後にイスタンブールへ到着。時差がマイナス6時間あり、現地は日曜の朝5時半。入国手続きも荷物の受取も終わり、イスタンブール市内への車窓から青い空と静かな水面の向こうにモスクが垣間見え、異国へ来た感じはヒシヒシと高まる。約30分ほどで新市街地へ着き、会場隣接のホテルへ到着。荷物を預けるつもりが、部屋は空いているのでもう使ってよいとのこと、これはラッキー。
会議は朝からすでに始まっており、会場に入ったらアメリカの友人がちょうど居合わせ、さらに台湾、イタリア、オーストラリア、アルゼンチン、カナダなど友人と次々に出会う。あー、やっぱり国際学会と懐かしむ間も無く慌ただしい日々のスタート。
サマータイムで21時でも十分に明るいテラスで初日はワイン片手に、目の前に広がるボスポラス海峡を眺めながらのオープニングセレモニー。この位の楽しみが無いと、やってられないかな。
翌日からのセッションではこの分野でのホットトピックスがつかめ、助かる。かと思えば、参加中に丸2日はクローズドミーティングと言って非公式な分科会があり、こちらは午後の丸々4時間を数人で会議するのでこれは神経を使う。ここでの決め事がIFCC基準として世界基準にもなることがあるので、この会議はホントに緊張。ただこの会議も17時には終わるので、21時過ぎまで明るいことを有効利用し、イスタンブールの探訪も。
イスタンブールはアジアとヨーロッパの交流地点だけあり、かつてのにぎわいが今も残るエキゾチックな町。有名なモスクが現存する旧市街と、その後に開発された新市街。新市街と言っても歴史は古く、見応えは十分ある。時間があれば郊外でいろんな遺跡を見ることが出来るのだが、それはプライベートで訪問するまでの楽しみに。
次回のIFCCは3年後に南アフリカのダーバン。仲間達とは暫しのボンボヤージ。

写真は新市街にあるガラタ塔(1348年完成)からの眺め。眼下に広がるのが新市街で、橋の向こうが世界遺産もある旧市街。水と空の青さが目に染みます。