2011年3月28日月曜日

自然

神戸は、南に向かえば海が見え、北に向けば緑の山々が見えます。
そして、街の中のあちらこちらで季節の変化を感じることができます。
この環境が当たり前である方達にはどうかわかりませんが、都会で生まれ育った私には、驚きとともに感動を覚えます。
神戸にある本学も例外ではありません。

神戸常盤大学は広くはありませんが、自然環境に恵まれているとところが、私は好きです。
桜の花や銀杏の木は、皆さんも良くご存じだと思います。
 
毎年私が気にしているのは、入学式の日に桜の花がどのくらい咲いているかです。
また、幼稚園の桜の花を2号館の非常階段の上で見ると桜の花を横から見ることができます。
横から見る桜の花は、とても近くにあり見上げるのとは違って見えます。
そして、余り人が歩いていない緑風館の横の道が、ピンクの絨毯を敷き詰めたようになっているのも、とてもきれいだと思っています。
秋、銀杏の木は鮮やかに黄色に染まり、一瞬吹く強い風で吹き飛ばされた葉がまるで黄色い牡丹雪が舞っているように幻想的に見え、授業中でもしばし見とれてしまいます。
また、テニスコートの横の林に入ると、建物が余り見えず、テニスコートの学生の声が遠くなり、静かで聞こえるのは鳥の鳴き声と歩く時に踏みしめる落葉のカサカサという音、そして風が木々の間をとおりぬける時の葉っぱのこすれる音だけになります。
まるでハイキングに来ているような気分になれるので、寒い冬以外の季節はですが遊歩道をゆっくり歩くのが好きです。

授業もなく例年研究室にこもりがちな3月の今頃の自然はどうかしらと思い、買ったばかりのデジカメを持って花を探しながら散歩をしてみました。
すると、1時間くらいで20枚くらいの写真が撮れました。
三寒四温と言われる季節ですし、建物が点在している関係で日当たりの良し悪しもありますし、冬と春が混在しているように感じました。

緑風館を出て始めに気付いたのは、桜の花です。
もうすでに満開を過ぎていました。
次には、大輪の白い椿、赤い椿、ピンクの椿などです。
林の中では花ではありませんが、何種類かのドンクリ(本当はドングリ以外のクヌギやシイの実なのでしょうが、私には判別がつきませんのでご容赦下さい)を、研究棟のウラウンド側にはサザンカ(多分)を見かけました。そして、正門から駐車場への通路ではジンチョウゲの好い匂いがしていました。
また、緑風館の2階の庭園ではユキヤナギや満開のシダレウメが見られました。

日々の忙しい勉強や仕事の合間に少し周囲を見回してみませんか。
緊張がほぐれ、気持に余裕ができます。試してみて下さい。