2009年11月5日木曜日

咳エチケットと鼻呼吸

 新型インフルエンザが流行っていますが、咳エチケットで他人に
迷惑をかけないようにし、また鼻呼吸で自ら防衛しましょう。

 新型インフルエンザの感染予防、とくにウイルスを撒き散らさない
ための方策の一つに、咳エチケットが言われています。
咳やクシャミが出そうになると、ハンカチなどで鼻や口を覆って、
少しでも外に漏らさないようにするのが咳エチケットですが、急な時
は、間に合わないことや掌で覆うことも多いですね。汚れたハンカチ
やティッシュペーパーは早く洗濯するか廃棄しなければなりません。
掌はさらなる拡大を防止するために、直ちに手洗いすることが肝要です。
 アメリカでは、自分の上腕部を顔に当てる方式も推奨しているよう
です。勿論、自分の衣服が汚れますが、二次感染の可能性が低い
とされています。

 本来、ヒトは鼻で呼吸するのが自然で、鼻腔や咽頭には細菌や
ゴミを除去するメカニズムが備わっているそうです。一方、口は会
話や食事のときおよび運動時など以外は閉じているのが自然で、
口は本来呼吸器官ではないそうです。
 通勤電車内で人間ウォッチングすると、口がポカント開いている
ヒトをたまに見かけます。それ以上に上下の唇に隙間が開いてい
るヒトを多く見かけます。これらのヒトは無意識に口呼吸をしている
そうですが、日本人は口呼吸するヒトが多いそうです。
 口に隙間が空いていると、例えば通勤電車やエレベータ内で咳エ
チケットを守らず咳やクシャミをされると、飛沫がダイレクトに口に
入る可能性があります。

 無意識に口をポカンと開けたり、所かまわず顔を覆わずに咳や
クシャミをするのは、昔から行儀が悪いとされています。改めて
自分の癖を見直したらどうでしょうか。